魔法が効いたら苦労しない【ツイステ】【鬼滅の刃】【刀剣乱舞】

episode6 ページ8

−1週間後−

今日はNRCの入学式。これから目立たず、密かに調査活動をしたいと切実に願うばかりだ。
準備も終わり、迎えを待っていると本丸の前にこんのすけの言った通り黒い馬車が棺桶みたいなのを積んでやってきた。

こ「紫輝様にはこの棺桶に乗っていただきます」

「悪趣味な学校だな。じゃ、行ってきます」

刀剣「行ってらっしゃい！」

馬車に乗ると、急に眠くなりそのまま寝てしまった。


どれぐらい時間がたったのだろうか、目を開けると目の前はまだ暗い。どうやら、まだ棺桶の中らしい。
どうすればいいかわからず、このまま待っていようと目を閉じると急に目の前が明るくなった。

？「Wake Up！起きろ。仔犬」

「こ、仔犬…？」

私を仔犬と呼んだ男性は鞭を持ったおしゃれな人だった。着てる衣装はダルメシアンのようなもので、どちらかと言えばそちらが犬っぽい。

「えっと…」

？「意識が曖昧かもしれないが、早く鏡の間に行け。話はそれからだ」

そういい、その男性は次の棺桶を開けに行った。

「何だか、濃い人だ」

ここでの生活に不安を覚える。
取り敢えずあの人が言っていた鏡の間に行こうと思ったが場所がわからないので、他の生徒について行く事に

鏡の間に着くと、大勢の新入生と、先輩らしき人達が数名。多分寮長達らしいが、仲が良いとはお世辞にも言えない空気だ。
タブレットが1つ浮いている。もしかして、オンラインで入学式に参加？いいのか？

「…あれ、寮長が5人しかいない？タブレットを合わせても6人。ここは7寮あったはずなのに」

不思議に思ったが、すぐに入学式が始まったので気にしないことにした。
入学式が始まり、しばらくすると学園長がなぜか慌てた様子で鏡の間から出て行った。
何かあったのだろうか。

そして、新入生初めてのイベント、寮分けが始まった。
私は最後なので気長に待っていた。
その間、寮長達が学園長について話していたので、聞いていた。

美しい男「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃたけど…」

タブレットの声「職務放棄……」

ターバンの男「腹でも痛めたんじゃないか？」

もう少し話を聞いていたかったが、私の番となったので、闇の鏡の前に立つ。同時にドアが開いた。

ｸﾛ「違いますよ！」

赤髪の男「あ、来た」

ｸﾛ「まったくもう。新入生が一人足りないので探しに行ってたんです」

学園長が戻ってきた。
隣に女の子と猫？を連れて。

…ん？女の子！？

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