She is my sweetheart...－2－ (ページ33)

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――今までの紫耀だったら、絶対に、

紫耀『はぁ、そんなもの別にいいだろ』

とか、

紫耀『俺が新しいの買ってやる』

って言いそうなのに

なぜか今日は自分から探しに行くって…

廉からもらったものって知ってて………

こうやって悩んでてもしょうがないから

紫耀が帰ってきたら聞くことにした

すると、紫耀が家に帰ってきた

紫耀「…A、」

玄関から呼ばれたから急いで向かうと、

紫耀が手ぶらで息を切らしながら立っていた

紫耀「今日病院ってこと忘れてた」

「え、今日病院なの？」

あ、、、

そういえば、この間あのことを言われた時一緒に

時々通院しなきゃいけないってことも言われたんだった…

紫耀「Aもついてきてくれねぇ？」

紫耀は、上目遣いで私にそう言ってきた

少し怖い気持ちもするけど…

今の紫耀と向き合うために、病院について行くことにした

紫耀が運転する車で、病院に行った

道中、特に目立ったことはなく、私が緊張していたせいで何も喋らなかった

いつの間にか病院に着いていた

考え事してたのかな…

病院に入って、待合室で待っていたら

すぐに呼ばれた

紫耀に手をつながれ、一緒に診察室へと入った

その途中、耳元で

紫耀「大丈夫だって」

と、優しくささやかれた

でも、現実はそうはいかなかった――