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廉は、薬を全然飲もうとしない
廉「…Aがめっちゃ手伝ってくれたら飲むわ」
「え!?」
廉が、そう言ったから、私が薬を出したり、
水を用意したり、いろいろした
「はい、廉頑張って!!」
廉「もぉ〜いややぁ〜」
子供の様に嫌がる廉は、少しかわいかった
廉「…ほら、飲んだで」
廉が、薬を飲み終わると、私の方をギロッと見てきた
廉「…紫耀の家行ってや
うつしたらあかんから」
廉が放った言葉が、胸にズドンと突き刺さった
「…え?
私が廉が治るまで紫耀の家で泊まるの?」
私がそう聞くと、廉は首を縦に振った
私は、変な冷や汗が出てきてしまった
私がそんなに困っている表情になってしまっていたのか、
廉君が私のほっぺをむにっとつまんだ
廉「心配せんでええって
たったの一週間やん
ほんなら、毎日、テレビ電話する?」
廉は、微笑みながらそう言った
私に一週間分の服を持たせると、玄関から見送ってくれた
たった1つ部屋を越えれば着くんだけど…
紫耀の家の前に着いたけど、なかなかインターホンを押す勇気が出ない
でも、こうしてても無駄だから、頑張って押してみた
ピンポーン
すると、家の中からいつもの声で、
紫耀「開いてる」
と聞こえた
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作者名:マロン x他1人 | 作成日時:2019年10月13日 2時