She is my sweetheart...－2－ (ページ27)

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廉「なんでお前来たん…」

廉が、私の頭の上の方を見つめて言った

私も、上を見ると――

紫耀「…は？
どうだっていいだろ」

と、偉そうに言う紫耀がいた

紫耀は私の隣に座り、廉を光梨の方へ寄せた

紫耀は、私の事を見つめてくるけど、私は絶対目を合わせない

だから、ずっと下を向いていたら――

紫耀「こっち向けよ…」

紫耀に、顎クイをされて、目が合ってしまった…

紫耀「…なぁ、A」

そのまま、なぜか肩とかに手を回される…

「あのっ、呀蘭さんっ…」

私が、紫耀の手を振り放った

紫耀の目は、まん丸になっていた

紫耀「なんで？
紫耀って呼んでくれないの？
いや？」

紫耀が、何を言っているんかわからない

紫耀から私の事をふったくせに、いや？とか…

「呀蘭さんとは、もう何もないんで…」

紫耀から少し距離を置いて座ると、紫耀がまた近づいてきた

紫耀「…ねぇ、また最初からやらないとダメ？
A…」

紫耀が、私にしつこく聞いてくる

すると、私が困っている様子に気づいたのか、廉と目が合った

廉「紫耀、ちょっと代わって」

廉はそう言うと、紫耀が座っていた場所に座った

廉「…ごめんな
もう、今日は帰り…
これ以上いやな思いさせちゃったらあかんし…」

廉が、下を向きながら言った

私が首を縦に振ると、廉は立ち上がった

廉の家に帰ってきた頃には、もう2時になっていた

廉が帰ってくるまでに、お風呂を済ませておいた

「あっ、廉」

廉「ただいま
…紫耀、悪気があって言ったんじゃなくて……
だから、許してやってな」

「…うん」

私がそう言うと、廉に頭を撫でられた

廉「もう遅いし、寝よか」

廉と、一緒にベッドで寝た―――