She is my sweetheart...－2－ (ページ24)

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廉の家で暮らし始めて一週間が経って

生活時間は、紫耀と暮らしていたころとはほとんど変わらないけど

やっぱり、紫耀に会いたいなぁとか

時々、悲しくなっちゃったりしてしまう…

廉「…Aちゃーん
ほら、元気出してぇや」

と、目の前で廉がニコッと笑ってくれている

「…っありがとう」

　ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ

廉「Aのスマホ、鳴っとるで」

「うん」

そして、電話に出ると、いきなり大きな声が聞こえた

？「っっAーーー！！！
今日の夜、空いてるよねっ！？！？」

久しぶりに聞くこの声は、光梨の声だった

「光梨っ…
行けるよ」

廉「今日の夜出かけるん？」

廉が、家を出る支度をしながら私に聞いてきた

「うん
久しぶりに、光梨と遊ぶの…」

私がそう言うと、廉はニコッと笑った

廉「楽しんで来てや
ほら、ちゃんと鍵も持って行きや」

彼はそう言うと、私の方へ鍵を投げてきた

私がしっかりキャッチすると、行ってきますと言って、家を出て行った

私も、その30分後くらいに家を出た

光梨との待ち合わせ場所に来ると、仕事をしていた頃を思い出す

イルミネーションがキラキラと光った街路樹や、

オシャレな服を着たマネキンが並んだお店や、

周りにあるもの全てが、懐かしい…

一か月前までは、この道を毎日通ってたのになぁ…