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ファミレスの窓から、日も傾きかけたオレンジ色の空を眺めながら、
先生たちが話す声をぼんやりと聞いてる時間は、なんだか気持ちいい。
翔「つーかこの店、ウェイトレスのクオリティ下がったよね」
雅「え、そう？」
翔「貧乳しかいねぇ」
潤「またそれかよ(笑)」
翔「無駄にメイドっぽい制服着せても乳が無いんじゃ意味がねぇ」
雅「あー、確かに肩紐がちょっとキツそうなくらいがいいよねっ」
翔「レースから乳はみ出してるやつね」
雅「それっ！」
……待って。なんか雲行きが。
雅「まりちゃんは似合ってたなー」
翔「Dカップだからね」
雅「ちょっと翔ちゃんまりちゃんで変な想像しないでよ？」
翔「……」
雅「…してるでしょ。ねぇ今してるでしょっ」
和「このいかがわしいタイミングで名前出したのまーくんでしょ」
潤「変な想像してんの自分じゃねーの(笑)」
雅「俺はいいのっ」
潤「してんのかよ(笑)」
翔「メイド服着せて、『ご主人様』とか言わせてんの？」
雅「…制服持ち帰りNGだったの」
和「なにそのしょんぼり顔」
潤「やる気だったのか(笑)」
……待たれーーーいっ!!!!(侍風)
隣の席に彼女を座らせておきながら、その秒速でゲスくなっていく会話。
2分前の気持ちよさも一瞬で吹っ飛びますっ。
美雪「…まりさん、大丈夫？」
まり「……だめです」
耳まで真っ赤にしたまりさんが、蚊の鳴くような声で呟いて。
それを見た奈緒ちゃん先輩が、たまりかねたようにあっちの席に首を伸ばす。
奈緒「ちょっといい加減に」
翔「女なんて『ご主人様』って言いたいどMばっかだしな」
和「それ翔ちゃんの周りだけでしょ(笑)」
翔「言わせると女って燃えるよ？」
雅「えっ、マジで？」
潤「食いつき早ぇ(笑)」
翔「嫌がっても、顎引っ掴んで『言え』って言えば言うし。あとは無理矢理口開かしてそのまま突っ込(ピーーーーーー」
和「翔ちゃん、それ放送出来ない(笑)」
翔「涙目で鳴かせんのが最高にそそんだよ」
潤「どSが真性過ぎて怖ぇよ(笑)」
雅「ねぇ、それ純愛ちゃんにもやったの？」
翔「は？やんねーよ。ギリCカップの未成熟児にんなことしてもタタねーし」
だらっとソファに凭れて、テーブルの向こう側にいる私に、「ね？」って首を傾げる。
…先生。
その会話で、その全開にご主人様な顔で私を見るのって。
なにプレイですかっ！？
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作者名：あげは
| 作成日時：2016年7月6日 1時
