S i x t y. F i v e. ページ22
・
一気にテンションの上がった私は、忘れていた
自分の格好に
「あああ、リビングで待ってて！
私まだパーカー！」
宇「別に気にしないでいいのに〜…ってもう行っちゃった」
浦「来てよかったね、だいぶ衰弱してた風だし」
伊「めっちゃ綺麗な家、まあ真司郎の家でもあるのか」
急いで部屋に行って服を引っ張り出す
適当に服を選ぶ白いトレーナーに、赤いチェックのシャツを羽織って、ジーンズに履き替えて
どうしよう、嬉しい
あれだけ寂しかった心が、少しましになっていく
ﾊﾞﾀﾝ
「お待たせっ！」
宇「おお、かわいい
あ、お茶勝手に出した」
実彩子はうちに入り浸ってるからもう場所もわかってる
正直、実彩子くらいは来てくれると思ってたけど、
直也くんと、千晃さんも来てくれるなんて
伊「大きいお家だね〜！」
「いえ、全然
千晃さん、相変わらず可愛らしくてびっくりしました。」
伊「千晃でいいのに(笑)
もうインターフォンで與です、って言ってるんだね！」
ああ、そういえばそうだ
目の付け所が鋭い…
「この家、しんちゃん名義だし、宅配便もしんちゃんなこと多いんです
だからそうなっちゃいましたね(笑)」
伊「そっかぁ
じゃあ飲むぞー！！」
浦「切り替えはやっ」
・
あれから、朝だというのに飲んで、話して
気づけばもう夕方だった
「私、お皿片しちゃうね」
宇「ありがとーーーー」
伊「ありがとーーーー」
実彩子と千晃ちゃんはもう酔っていて、すごく楽しそう
私まで元気もらっちゃったな
そんな2人を他所にお皿を洗う
浦「手伝うよ」
「直也くん、ありがとう〜」
こういう場面前も見たことあるな
それくらい、いつも手伝ってくれる包容力のある人
浦「寂しくなくなった？
最初あからさまに寂しそうだったけど(笑)」
「もう平気かな、楽しいし！」
半分嘘。
みんなといる時に
いてほしい
ってまだ思ってる
でも、せっかく来てくれたんだから
浦「わかりやすっ
まぁ、そりゃさみしいか」
「え、なんでわかるの」
浦「いや、バレバレ
その笑い方は、嘘つく時」
そう言って手を私の頭にやる
優しく撫でると、
浦「今日は俺が癒してあげようかな」
といつもの優しい笑顔で笑った
直也くんのその笑顔が好きだから、
ちょっと騙されがちなのは、
知らないふりで
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ｻ ｴ ｸ ﾝ ! !(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとう（ ; ; ）作り直しごめんね（ ; ; ） (2018年2月22日 21時) (
レス) id: 393abd6c01 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - お久しぶりです。久しぶりに最初からストーリーをよみなおしてみるとたまりませんね。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ｴ ｸ ﾝ ! ! | 作成日時：2018年2月22日 20時
