Be mine …

T h i r t y. E i g h t. N i s s y. ページ43

久しぶりだな、全員一緒に仕事に行くなんて



知らなかった、Aの過去





あいつの気持ちは一言も言ってくれなかった



聞いたのは、全て事実という、真実だけ






俺は、サディストだ


人が言う、Sという気質






だから、手に入らないものほど欲しくなる



手に入る事のない妖しくて、美しい宝石



喉から手が出るほどに、俺のものにしたい




真司郎が好きだよ



だけど、あいつはもっと好きなんだ





俺だけのものにしたい。









俺に惚れてほしい。







「実彩子のその香水かわいい」


宇「でしょ〜。最近買ったの、ホノルルマラソンでハワイ行った時」



「つけたい」

宇「ハイ！」

「ありがと〜。わ、いい匂い」






優しく微笑む君は、この世の何よりも綺麗だ





そしてまた始まるいきなり歌うやつな

いつも歌うよな、てかAうまいし



浦「幾千の星が降る」

「君と見た永遠を」

宇「いついつまでもこの夜に飾って」

末「長い闇の向こうに」

日「見果てぬ明日が僕らを待って」

與「続く道の先きっとまた」





西「出会えるから」







ｽﾀｯﾌ「お楽しみのとこすいません、お知らせがございまして…」



浦「あああ(笑)ごめんなさい(笑)」


日「すいませんうちの西島が〜」


西「え、俺だけ？」





どっと笑いが溢れる

あれだけ色々あってギクシャクしてもおかしくない状況で


こうしていられる、それだけでこいつらが大切な人だとわかる




ｽﾀｯﾌ「元気ですね〜(笑)



じゃあ、本題に入らせていただきます。







単刀直入に申し上げますと、







6月6日で、Aちゃんが加入してはや一年ですので、



記念ライブを行うこととなりました！！」





與「え！！やったやんA！！」




うお、まじか



やべーライブだライブ



すげー楽しみ




Aはと言うと、

驚きに口を開けて目を見開いたままフリーズして、

與さんに肩を揺さぶられてます






日「ねえ待って、A意識ない」


末「いや、脳が働いてねーんだよ」



「普通に貶さないで？」←


宇「え、とりあえず髪切ろうかな」


浦「遂に禿げるの？(笑)」




テンションは最高潮

もうテンションがAAAだもん






ｽﾀｯﾌ「えーとですね、ライブのタイトルは、


“ SHOUT LOVES”. です」





愛を叫ぶ、か



俺の愛を表せるような、そんなライブだったら面白いな





最高で、最強のライブにするからさ


お前の一年目の日を

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