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『大丈夫ですか？』
「...」
応答がない、どうしよう、
『しっかりして！』
「ん...」
叫びながら肩をたたいたら、
反応して、
『どうしました？』
うつ伏せになっていたのを仰向けにする、
鼻筋の通った、男の人。
「う、」
『救急車、』
震える手で、端末を取り出す。
だって、死にそうな顔色なんだもん。
「、」
『え？』
ぱし、と腕をつかまれた。
何か言おうとしてる、
「ハラ、」
『はら？』
もしかして、お腹が切れてるとか？
通り魔？うそやだ、こんなセキュリティーのしっかりしたマンションで？
「ヘッタ...」
『へった？』
はら、へった
は？腹減ったってこと？
お腹が空いてるってこと？
まじか、と思ったけど、
目の前に倒れている人は本当に死にそうで。
一瞬、ほんとに色々考えたけど、
何よりこの人が死にそうなことが気になるから、
『立てます？』
「う、」
『家でご飯作りますけど』
「ちょ、だい」
そう、今、手持ちの食材ですぐに与えられるものはなく、
彼を助ける方法はうちに上がらせるしかないのだ。
ゆっくりと、まるで亡霊のように立ち上がった彼は、
また、ゆっくりと、私の後をついてきて、
玄関に入ってすぐ、倒れた。
とりあえず、カロリーになるものを、と思って、
目についたのは、さっき入れたコーヒーの残り。
たしか、棚にシロップがあった気がする。
飲めるかはわからないけれど、
何もないよりましだと思って、
混ぜて持って行ったら、
「...」
飲んだ。
で、
「ちょっと生き返ったかも...」
でも、まだ起き上がれないらしく、
少し待っていてもらって、倒れるくらいお腹が空いてるんだったら、って胃に優しいおじや。
ご飯は炊いてあったから、お湯を沸かして中華風だしを...。
多分5分くらい、
おじやが出来上がって。
お皿に盛りつけてお盆にそれとレンゲを乗せて、
『生きてます？』
「なんとか...」
死にかけてる彼のところに持っていく。
『ここで食べていいですから』
「ごめん、いただく」
手を合わせて、すごい勢いで食べた。
引くほどの勢い。
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あきんこ(プロフ) - 翔成さん» 読んでくださりありがとうございます！もっとうひょうひょできる続きが書けるように頑張りますね、よろしくお願いします(｀･3･´) (2019年9月11日 15時) (
レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - mikkyさん» ありがとうございます、続編書きました！ぜひ読んでくださいね(*´▽｀*) (2019年9月11日 15時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - AKIさん» 続編書きました！終わりじゃなかったですm(__)m (2019年9月11日 15時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - あんさん» 楽しく読んでいただきありがとうございます！続き書いてみました(*´艸`*)もしよかったら読んでくださいね (2019年9月11日 15時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
翔成(プロフ) - 完結、お疲れさまです。。楽しく読ませて頂き、全体通してうひょうひょしましたw終わりを迎えて『え、ここで終わり！？続きは！？』と思ってしまいました…。図々しくも、、是非続きを…。というかお願いしたいです！！(☆О☆)続編待っても良いですか…？ (2019年9月6日 7時) (レス) id: e6a4df8a10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2018年8月7日 21時
