６０：何を考えているんだろう ページ10
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ミョンホが唐突に本題を切り出したのは、頼んでいたメニューが2人共運ばれて少しした時だった。
美味しい美味しいとごはんを頬張る私を見て笑っていたと思ったら、急に本題に入ろうとするから、私は驚いてしまった。…これじゃ、心の準備も何もあったもんじゃないな。
スプーンを置き、目の前のミョンホを見据える。なんとか気持ちを落ち着けようと小さく深呼吸をした時 ごめん と、彼は不意に謝ってきた。
突然謝罪されたことにビックリし、そして何故かもわからず、私は何も言えなかった。
そんな私にチラリと視線をやったミョンホは、自分もスプーンから手を離すとため息を吐いた。
MN『 ……いきなり話入っちゃって、ごめん 』
「 …そんなこと、気にしてたの…？」
どうやら、本人も話が急だったことに自覚はあったらしい。だけど、こんなバツが悪そうに謝らなくても……。
戸惑いを隠せない私を見て、ミョンホは だって… と言い訳をするように口を開く。
「 ……そんなこと、気にしなくても大丈夫なのに… 」
いくら待っても言葉は続かなくて、私の方からそう言う。ミョンホはそれを素直に受け取って うん…ありがと と小さく頷いた。
MN『 ……ただ、これだけはわかってほしいんだけど 』
先ほどまで、申し訳なさからか、全然私と目を合わせてくれなかったのに。俯かせていた顔を上げたミョンホは、真っ直ぐな視線で私を射抜いた。
MN『 ……話聞きたいっていう気持ちが焦っちゃったのは、その……それだけ心配してるんだよ、俺、お前のこと 』
「 ……ミョンホ… 」
MN『 …これだけは、わかっててほしい 』
さっきと同じセリフを繰り返したミョンホ。まさか彼がそこまで考えてくれているとは思わなくて、だけど、嬉しくて。
「 ……わかった、ありがとう 」
思わず、笑みが溢れた。それと同時に、こんなに気に掛けてくれているミョンホに、もうこれ以上隠し事はしたくないと思った。
今までよりもっと心配を掛けてしまうかもしれないし、バカだと怒られるかもしれない。……だけど、ちゃんと言いたい。話したい。
大事な友達として、ミョンホに、聞いてほしい。…そう思うと、落ち着くことが出来た。
こちらを見つめてくるミョンホに あのね… と、話を始めた。
私は、ソラとミンギュくんに伝えたのと全く同じことを、ミョンホに話した。彼は私がしゃべっている間一言も発さなかったし、表情すら、変えなかった。
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アオコ(プロフ) - ハローさん» お返事遅くなってしまいほんとうに申し訳ないです…！コメントありがとうございます！これからもよろしくお願い致します…！！！！ (2020年11月21日 1時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロー - 続き楽しみにしてます (2020年11月14日 22時) (レス) id: 5db7b589d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年10月18日 18時
