５５：彼の気持ちに思いを馳せて ページ5
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『 …オンニがウォヌオッパとジョンハンオッパと知り合ったのは、ほとんど同じタイミングだったの。去年の夏ぐらい。…2人共オンニを好きになって、だけど、オンニは気付いちゃったの。自分が好きなのは、ジョンハンオッパなんだって 』
ぐっと、喉の奥が詰まる感覚がした。好きな人が別の誰かの隣へ行くのを、ウォヌ先輩は、見守ったのだろうか。……それが、どれほど勇気がいることで、…悲しいことか。
当時の先輩の気持ちに、感情に、勝手に思いを馳せて、私は泣きそうになってしまっていた。…だけど今は、私が泣くタイミングじゃない。膝の上に置いていた手を、ぎゅっと拳にして固める。
『 …ウォヌオッパはね、オンニと知り合う少し前から、オンニのことを知ってたの。オッパはオンニにすごく感謝してて、私とオンニが姉妹だっていうのをたまたま知ったら、会わせてくれってお願いされた。ありがとうを伝えたいからって 』
「 …うん… 」
『 だから、オンニが必ず実家に帰って来る私の誕生日会に、オッパのことも呼んだ 』
「 ……お姉さんと先輩を巡り合わせたのは、2人ってことなんだね 」
確認するようにそう聞いた私の言葉に そういうこと と頷いてくれたのは、ミンギュくんの方だった。
M『 …ほら、俺らが初めて会った日、ソラが言ってたでしょ？』
- …オンニもオッパと付き合ってて幸せそうだけど、私達が応援してたのは別の人だから、付き合うことになったって聞いた時、ちょっと寂しかったけどね -
ミンギュくんに言われたのは、確かに先ほどまで、私が思い出していた言葉だった。うん と頷く。
「 …そっか…あの時言ってた別の人っていうのは、ウォヌ先輩のこと、だったんだね… 」
『 うん。…ウォヌオッパがどれだけオンニに会いたがってたか、私達は知ってたから……それに、2人を出会わせたんだから、やっぱり、私達にも2人の出会いには思い入れがあったの。……だから、オンニが付き合うことになったってジョンハンオッパを紹介してくれた時は……ちょっとだけ、ショックだった。どうしても、ウォヌオッパのことがチラついちゃって 』
「 …そうだよね… 」
『 それでも今は、ちゃんと受け入れてる。ジョンハンオッパ、すごく良い人だし、何よりオンニがね、オッパと一緒にいるとすごく幸せそうに笑ってるの 』
M『 ……ヌナ、ジョンハニヒョンと付き合って少しした頃に言ってた。私はジョンハンオッパに幸せを教えてもらってるんだって 』
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アオコ(プロフ) - ハローさん» お返事遅くなってしまいほんとうに申し訳ないです…！コメントありがとうございます！これからもよろしくお願い致します…！！！！ (2020年11月21日 1時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロー - 続き楽しみにしてます (2020年11月14日 22時) (レス) id: 5db7b589d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年10月18日 18時
