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丸いお椀に、白いこたこたのお粥。
Aヒョンが、ご飯を作る時には必ず卵は使うんだ！っていつだか言っていたのを思い出した
今回は溶き卵にされたみたい。
刻み海苔とごまがちょこんとのっていて、なんかかわいい
「どうぞ召し上がれ〜」
JN「わーい、ありがとう」
JH「ああそうだ。お前も起きて直ぐに食べれる人種だったな」
「確かに。俺は無理だなぁ…」
JH「俺も」
JN「そう？でもこれお粥だし」
JH「お粥だろうがピザだろうがなんでも食べるじゃん」
JN「あんまり考えたこと無かった…」
「ハニ、諦めよう。若さには勝てないんだよ」
JH「1年しか変わらないのに、不思議だな」
JN「急におじさんみたいなことを」
「うっ…おじさんって、言われた」
JH「あぁ、お前は俺たちに言ってはいけない言葉を言った…深く傷ついた…」
既に自分の分を食べ終えたらしいジョンハニヒョンは、傷ついた【フリ】をして
ちゃっかり皿洗いを僕らに押し付けて部屋を出ていってしまった。
冷蔵庫からウォヌの水も持っていったから、ヒョンも共犯ってことでいいよね？
「ハニはしたたかだよね。是非とも見習いたい」
JN「Aヒョンは既に…」
「え？」
JN「いやなんでもない。
それに、ジョンハニヒョンのあれはずる賢いって言うんじゃない？」
「わはは、ジュニも言うようになったね
大正解だよ。」
ふと視線を横に移すと、
楽しそうに笑うヒョンのお椀のなかは
米粒ひとつ残すことなく綺麗になくなっていて
JN「Aヒョン食べ終わったら先に片付けててもいいよ？」
「ん？あぁ、いいよ。まだ時間あるし急いでないから」
JN「ならいいんだけど…」
「それにさ、1人でご飯食べるの嫌じゃない？
俺は、苦手なんだ。だから一緒にいさせてよ」
JN「…Aヒョンって優しいんだね？」
「なんだよ、今頃気づいたの？」
JN「元から知ってたけど、再確認だよ」
「あぁもう…ジュンは素直で可愛いね」
JN「わはは！今更？」
Aヒョンの笑い方を真似して返せば
ヒョンもまた、同じように笑った
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作者名：沖田 | 作成日時：2020年11月23日 2時
