今日も今日とて俺です (ページ18)

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「あ。ミンギュの水滴、さっきスンチョルが滑って転んでたからバレる前に拭いておいで。

お前の分のクッキーも残しておいてやるからさ」

MG「えっっっ、スンチョリヒョン転んだの」

「おう。めっちゃおもしろかった。」

真剣な顔で親指を立てるAヒョンに対して

さっきまで顔を真っ赤にしていたミンギュヒョンは
今度は真っ青にしてドタバタとかけていった。

どこかで転びそうな勢いだ。

「…ま、既にバレてたみたいだけど」

最も大事な一言を聞かずに行ってしまったのにはさすがに同情した。

SG「うわ」

JH「スンチョルにも怒られればいいと思う」

「まぁまぁ、仲良くしなよ」

JH「別に仲悪いわけじゃないけど？」

「素直じゃないなハニは。」

JH「…クッキーもう無いの」

「あるよ。美味しいだろ」

JH「割とすき」

「だと思った。」

このヒョンは魔法使いかなにかなのだろうか

急に現れて、昔話をしたと思ったら
あっさりと2人の喧嘩を収めてしまった。

かと思えば今はクッキーを咥えて、本の続きを探している。

ジョンハニヒョンも喧嘩なんてなかったみたいに携帯をいじっているし

ハンソラに至っては腕を組んでうたた寝を始めた

いや部屋で寝なよ。

僕はと言うとそんなにすぐ終わるものなのかと口をぽかんとあけたままだった。

本を見つけて戻ってきたAヒョンは
僕のいつまで経っても塞がらない口に
スングァナも食べなよってクッキーをほおりこんだ

口の中にはココアの香りがふわっとひろがった

「どう？」

SG「…おいしい」

「わはは、だろ。俺のお気に入り」

満足そうに笑うヒョンをみたら、なぞのもやもやもふきとんでしまった。