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「はあ……Aヒョン、ボノニを見てると冷静になれるって、落ち着くんだって言ってた。今なら僕もその気持ちがよーく解るよ」
「何それ」
「知らない。だからボノニの前だとそういうのが表に出てこないのかもね」
「へえ〜」
「……なんでそんなに関心が無さそうなの」
「だってA、スングァニは明るいから一緒にいると気分が良くなるって言ってたし」
「えっ、」
「オレよりそっちの方が良さそうだけど？」
「えっ……！」
スングァニが口元を押さえて、見開いた目をパチパチさせた。
何をそんなに驚くことがあるんだろう。
この二人って、やっぱりちょっと変な方向に気持ちがクロスしてると思う。
お互いの事を大事に思ってるけど、いつも微妙にすれ違うらしくてうまく伝わってないんだ。
どういう目線を投げかけられているかって、きっと自分では解らないものなんだな。
そんなことを考えながら何故か動揺するスングァニを見つめていると、ドアの開く音が聞こえてきた。
＿「紅茶のクッキー差し入れにもらったんだけど、これ食べる時って何飲んだらいいの？」
DK「紅茶？コーヒー？牛乳……？」
ほんの少しだけワクワクした顔をして、ソクミニヒョンと一緒にオレ達の元へ走ってくる。
Aがスングァニへ、ソクミニヒョンがオレへクッキーの袋を渡し、それぞれ満面の笑みを浮かべた。
ピシリと固まったスングァニへ「変ってこういう事？」と聞くと、ようやく呼吸を取り戻して首を振る。
＿「何、変って？」
SG「……Aヒョン、僕は喉が渇いたって言ったんですけど？」
DK「そうだったの？ヒョン、飲み物にはお構いなしに差し入れのお菓子選んでたよね」
＿「ついつい」
SG「はあ、もうヒョンってば……このクッキーに合う飲み物を僕が直々に選んであげましょう」
わざとらしく肩を竦めたスングァニが立ち上がって、Aの腕を引いた。
ソクミニヒョンは微笑みを絶やさず二人の後ろへついて行く。
Aのこういう行動以外で、スングァニやミョンホヒョンが感じた異変っていったい何だったんだろう。
ソファにのけぞってみても全然思いつかない。
ってことは、どうせたいした事なんじゃないか？
そう頭の中で結論付けて、足取りが軽やかな三人の背中をゆっくりと追いかけた。
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せの(プロフ) - ありさん» ぜひぜひ！ありがとうございます！頑張ります。 (2019年7月15日 9時) (
レス) id: 350915b2b6 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - お返事ありがとうございます！二次元にあまり詳しくないものである程度予習をしてから読ませて頂きます！ついに最終章といったところですね！頑張って下さい！！ (2019年7月12日 15時) (レス) id: ab6122f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ありさん» ありがとうございます！二次元の方から来たのでご期待に添えるか解りませんがプロフの方にURL張りました。お暇なときにどうぞ (2019年7月10日 19時) (レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - 今までに無いタイプのお話にリアルな描写がとても好きです!どんな結末を迎えるのか楽しみにしています(’-’*)因みにせのさんのTwitterやホームページはありませんか？(あまりに好きすぎて他のお話があれば読んでみたいのですが...) (2019年7月10日 14時) (レス) id: ab6122f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - あずささん» ありがとうございます！頑張りますね (2019年7月9日 8時) (レス) id: cda4c47062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年6月23日 0時
