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KAY side
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練習が終わっても
練習室に残って
一人で鏡にむかって
歯を出してみる。
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笑え、と言われて
笑えるものなのか。
面白くて笑顔になることはあっても
笑おうと思って笑うなんて
できない…。
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＿＿＿＿ガチャ
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誰もいない練習室に
ドアが開く音がする。
鏡越しに見てみると
裕「ケイ！」
「ゆうヒョン…？」
しばらく見ていなかった
ゆうヒョンの姿が。
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「ヒョン…なんでここに？」
裕「ケイが元気にしてるかな〜って」
「…ヒョン！」
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久しぶりのその笑顔に
なつかしさが胸をいっぱいにして
僕は思わず飛びついた。
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裕「なにしてたの？」
「…笑う練習」
裕「笑顔の練習してたの？」
「うん…ぼく笑えないから…」
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そっか、と頭をなでる
ゆうヒョンは
相変わらずやさしくてあたたかい。
でも、すこし小さくなったかも。
･
裕『ケイ、今何センチだ？身長』
『んー…175�僂�らい』
裕『見ない内に大きくなって…
はじめて出会った時は
こーんな小さかったんだよ』
『そうだったっけ(笑)』
ゆうヒョンがお腹らへんで
手を浮かべる。
久しぶりの日本語に
またなつかしさが増して
胸が熱くなる。
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裕『その笑顔でやれば
絶対にうまくいくのに』
『…わらってた？』
裕『うん。(笑)』
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こうして話してる時は
良いんだってば〜…。
そう思っていると
すこし顔を改めたゆうヒョンが
こちらを見ているのに気が付いた。
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『どうしたの？』
裕『僕ね、日本に住むことにした』
『え…』
裕『僕の母親の居場所がわかったんだ。
それで…一緒に暮らすことになった。
でも、僕はケイの家族だよ。
日本にはやりたいことがあって
行くだけだから。』
『…お母さん、』
裕『…今更って感じだよな』
『…でも、よかった…ね？』
裕『…確かめてくる。
僕がどんな人から生まれたのか。
なんで僕を捨てたのか。』
『…ヒョン…』
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練習生をやめても
いつでも会えると思ってたけど
本当に会えなくなってしまう。
ゆうヒョンがお母さんと会えることは
いいことなはずなのに。
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ずっと一緒だって、思ってたのに。
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だんご(プロフ) - エイサシ48さん» コメントありがとうございます！ディエイシもう少しで練習生加入します！（笑）これからもよろしくお願いします！ (2019年6月16日 11時) (
レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - 今日この小説一気読みしました！メンバーの優しさがイケメンです、、。エイトが早くこないか楽しみにしています！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だんご | 作成日時：2019年5月26日 21時
