僕は日本人 3

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それからとりあえず自己紹介をしようってことで1人1人話してたけどほぼ何も分からず会釈だけした

僕も名前と年齢、パフォーマンスチームに入ることを言うとどこからかまたヤハーって聞こえた

一緒のチームなのかな?

それからスンチョリヒョンが教えてくれたんだけど

SEVENTEENがデビューに向けて活動してるのはもう公式で発表されていて、僕は追加メンバーとして近々事務所から発表されるらしい

練習はちゃんと参加したけど休憩の時とか言葉が分からないから隅の方に座って大人しく時間が過ぎるのを待つ

仲良いな…

それだけ付き合いが長いんだ

公式で発表された時大丈夫かな

僕日本人だから、僕のせいでSEVENTEENのイメージ落ちないかな

韓国語が話せない日本人メンバーがデビュー

練習期間が短いから周りに比べて下手くそ

今更追加メンバーとかいらないって言われたらどうしよう

母さん達に音楽を届けるためにも周りから遅れてる分たくさん練習しないと…

なんで僕パフォーマンスチームなのかな?ドがつくほど下手なのに

韓国語も毎日勉強しよう、ちゃんとコミュニケーション取らなきゃSEVENTEENのイメージが悪くなってしまう

ボーッとしながらそう考えてると休憩が終わった

今から何するんだろう

周りを観察してるとスンチョリヒョンが僕の所に来た

ｽﾝﾁｮﾙ『携帯:今からデビューに向けて作った曲で歌って踊るからそれを見ててくれ。覚えたらAも一緒に踊るから』

「はい…」

僕は返事だけしてさっきまでいた部屋の隅に戻り座った

大きな鏡と向かい合わせで踊るメンバーを携帯の動画で撮りながらジッと見つめる

曲が終わると間違いを指摘したりしてるのか話し合いが始まった

聞いてても何も分からないし、踊る姿を見てたら動きたくなったので、邪魔にならないよう後ろの方で1人練習を始めた

明日は僕がSEVENTEENの宿舎に入るからそれに合わせて練習も休みって聞いた

だから明日できない分、今日振り付けを全部覚えたい

ただひたすら動いて頭に叩き込み、ある程度覚えたら次は韓国語で歌ってる歌詞をカタカナで紙に書いた

聞こえたのをそのまま書いてるから合ってるかは分からない

間違っててもいいから雰囲気だけでも知っておきたかった

ﾃﾞｨﾉ「ヒョン、Aは何してるんですかね?」

ｼﾞｭﾝ「誰かに手紙でも書いてるのかな?」

ｳｼﾞ「さっき撮った動画見てるからそれに関すること書いてんじゃねぇの?」

ｽﾝｸﾞｧﾝ「なんか、すごい集中力…」

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