僕は日本人 3

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誰かヒョンと話してる時、他のヒョンが来たらその場から離れるのはなんでか…

スンチョリヒョンが言うように邪魔にならないようにするため

…それだけじゃない

慣れて親しくなると離れた時が辛いから

ジウォニヒョンの時みたいにもし裏切られたらショックが大きいから

僕は家族を失ってから日本では1人だったんだ

誰かがいることに慣れちゃいけない

日本では家族がいないから皆他とは違うように僕に接してきた

韓国では韓国語が話せないから普通にコミュニケーションがとれない

その場では普通で当たり前のことが僕には違う

僕は普通じゃないから周りから1歩引いて見なきゃ

僕がそうすればきっと周りは上手くいく

ｽﾝﾁｮﾙ「じゃぁ俺風邪薬取ってくる」

ｳｫﾇ「はい」

あ…さっき僕のせいで楽しいはずの夕飯の雰囲気を壊してしまったから謝らなきゃ

部屋を出ていこうとするスンチョリヒョンの服を僕は掴んだ

「ミ、ミアネヨ…」

ｽﾝﾁｮﾙ『携帯:いいんだA、まずは体調を治そう』

((´._.))ｩｩﾝ 違う

ｽﾝﾁｮﾙ「ん?」

「携帯:せっかく誰かが作ってくれたご飯、久々の手作りで楽しい夕飯だったのに僕のせいで空気悪くしてすみませんでした」

そう見せるとスンチョリヒョンはまた僕の前にしゃがんで目を合わせてきた

何言われるんだろう…

ｽﾝﾁｮﾙ「A…どうしてお前は俺らと一線置くんだ…」

え?なに…?

ｳｫﾇ「ヒョン…」

ｽﾝﾁｮﾙ「あぁごめん『携帯:A、誰も気にしてないよ、また皆でご飯食べよう』」

そう見せると僕の頭を撫で部屋を出ていき、戻ってきたかと思えばウォヌヒョンに薬を渡してまた出ていった

ｳｫﾇ「A薬飲もう」

僕にさっきの薬を見せてくるウォヌヒョンに小さく頷き薬を飲んだ僕はウォヌヒョンとベッドに入った

ウォヌヒョンに背を向け、テヒョニヒョンから貰ったライアンのぬいぐるみを抱きしめる

僕を知ろうとするスンチョリヒョンの言葉が離れない

寝たいけど寝れずにいるとスルスルとウォヌヒョンの腕が腰に巻きついてきた

それだけじゃない、クビに少しチクッとしてすぐに噛まれたのが分かった

『っ…?!』

ビックリして振り向けばウォヌヒョンの顔が近くにあって鼻と鼻が当たりそう

なになになに、なんかヤバい…?!

動けずにいると僕の腰にあったウォヌヒョンの腕が肩まで上がってきた

かと思えばギューって抱きしめられ低い声で小さく囁かれた

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