僕は日本人 3

125 テヒョン ページ26

『ふぅっ、暑い…怖いぃ…』(´;ㅿ;｀)

暑い?

季節的に暑いってまだ早くない?

ﾃﾃ『A暑いの?』

『怖い…うぅ…怖い、やだっ…』(´;ㅿ;｀)

よく見るとジュナの服を掴んでる手はあまり力が入ってなくて若干震えてる

怖い、夢?

暑くて怖い夢…

ｸﾞｸ「火事だ」

ｽﾝﾁｮﾙ「え?火事?」

そうだ、セブチはまだ知らない

ﾃﾃ「グガ」

ｸﾞｸ「えっ、あ…」

目で伝えたら伝わったみたい、さすが僕

ﾃﾃ『A、火事の夢でも見たの?』

『へ…?』

あれ違う?

『火事…火事……兄ちゃ…うぅっ、置いて来ちゃった…!!』(´;ㅿ;｀)

ﾃﾃ『え?』

『ぼ…僕も、行かなきゃ…兄ちゃん達、助けなきゃ…っ…嫌われるっ…』(´;ㅿ;｀)

やっぱ火事の夢見たんだ

『っ、嫌いにならないで…兄ちゃ…ゲホッ…』(´;ㅿ;｀)

Aは火事で家族を助けに行けなかった自分が実の兄から嫌われる夢を見たってこと?

そういう事だよね?

だって助けなきゃって…

置いて来たってなんだろう…?

ん〜分かんない

ｸﾞｸ「あっAどこ行くのダメ」

グガの声が聞こえて顔を上げるとAが部屋を出ていこうとしていた

ｸﾞｸ「?!あっぶな…あぁ、びっくりした」

2、3歩進んでバランスを崩したAをグガが支えてそのまま離れないように抱きしめてる

『んーっ、やだ、やめて…兄ちゃん達、置いて来た…離してっ…』(´;ㅿ;｀)

あぁもう僕分かったぞ、分かっちゃったぞ

ﾃﾃ『A、Aのお兄さんはAのこと嫌いじゃないよ』

グガの腕に収まるAと目線を合わせる

『うぅ、ゲホッ…』(´;ㅿ;｀)

ﾃﾃ『家族を助けれなかったのも、Aが1人で韓国に来たのも怒ってないよ』

そう言えばA、一周忌とか行ってないよね?

前に一周忌がもうすぐとか言ってたけどずっとこっちにいたんだし行けてないはず

ﾃﾃ『A、次の休みヒョンと日本に行こっか』

『っ、え…?』(´;ㅿ;｀)

ﾃﾃ『夢に出てくるぐらいAは家族が大好きでしょ?それならAが今頑張ってること、空見て伝えるんじゃなくて、ちゃんとお話しに行こう』

『で、でも…兄ちゃんが嫌いって』(´;ㅿ;｀)

ﾃﾃ『ううん、違う、それは夢だから。火事があった日、助けれなかった責任?からAの申し訳ない気持ちと嫌われたくない気持ちが強かったから夢に出てきたんじゃないかな』

『嫌い、じゃない?…っ』(´;ㅿ;｀)

ﾃﾃ『うん、Aのダンスいつも褒めてたんでしょ?それにこんな可愛い弟嫌いになる訳ない』

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