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ある程度荷物をまとめ終えた僕は中学でたった一人の友達に電話をかけた
あ、勘違いしないでね、小学生の頃は沢山友達いたからね
性格も明るかったし、自分で言うのもあれだけど結構人気な方だった
でも一日で兄ちゃんとの夢も何もかも全て失った僕はどうしたらいいのか分からなくなった
火が怖くなった
家族の夢を見る度に胸が締め付けられる
大人達の裏みたいなものを見て聞いてしまった
皆変な目で見てくるんだ
何も言わずただ遠くから見るだけ
ほらあの子だよ、火事で家族をなくした子 って
皆口だけ、ちゃんと僕の気持ちを考えてるんだなんて思わなかった
僕が何を言ってもさっきみたいにもう事は決まってる
だから自分の感情を塞ぎ込んで口数も減らした
そしたら友達だったヤツらは皆離れていったし多分陰口も言ってたんだろうな
正直悲しかった、友達だと思ってたから
こんな簡単に崩れるんだって、誰も僕の気持ちには気づいてくれなかった
僕に味方はいないんだって思ってた
でもそれは違った
そのたった一人の友達はずっと近くにいた
小学からの友達で中学も同じ学校に入学した
最初は なんだこいつ みたいに思ってたけど笑
名前はアキト
なんだろう、よく分かんないけど友達も失った僕にとってアキトは唯一の話し相手っていうか隣にいるだけで安心する存在なんだ
そんなアキトと明後日お別れするんだ…
アキトがいなかったらホントに何もかもなくなる
韓国…行きたくないなぁ…
別に嫌いって言うわけじゃない、言葉も文化も違うところに急に行けって不安と恐怖しかない
ってかこいつ電話出るの遅くね、いつ出るんだよ
ｱｷﾄ『…はいはい、A?』
『遅い』
ｱｷﾄ『わりぃ風呂入ってた、で、どした?』
『韓国行くことになった』
ｱｷﾄ『は?』
『明後日の朝』
ｱｷﾄ『いやいや待って急すぎやろ』
『僕だってさっき聞いた』
ｱｷﾄ『嘘でしょ…?』
『家に来てみたら』
ｱｷﾄ『すぐ行く』ﾌﾞﾁｯ
20分後インターホンがなった、きっとアキトだ
おば『あらアキトくん、どうしたの?』
ｱｷﾄ『こんばんは、Aに会いに来ました!』
おば『そう?ゆっくりしてってね』
ｱｷﾄ『はい、お邪魔しま〜す』
ｶﾞﾁｬｯ
ｱｷﾄ『よう!』
『来た…』
ｱｷﾄ『お前が来てみたらって言ったんだろww』
そう言うと部屋を見渡すアキト
ｱｷﾄ『まじか…なんで?』
『親戚がいるんだってさ』
出窓に座り空を見ながら呟く僕の方にアキトが近づいてきた
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ばななうゆ(プロフ) - 福岡あああああああああああああああ！！！！！あ、ごめんなさい。テンションがおかしいんです笑笑私の故郷おおおおおおお。あ、今日読み始めました笑笑 (2018年12月31日 19時) (
レス) id: 2ed6388fe7 (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - おさとうさん» ありがとうございます!!続きもありますので良かったらお楽しみください〜 (2018年11月13日 21時) (レス) id: 8dc79320d4 (このIDを非表示/違反報告)
おさとう - 作品すごく面白いです！ (2018年11月13日 11時) (レス) id: ad7a323a6f (このIDを非表示/違反報告)
kuranchenman(プロフ) - さーさん» ありがとうございます！がんばります(^-^ゞ (2018年10月15日 22時) (レス) id: 69daf05d48 (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - kuranchenmanさん» ありがとうございますwwkuranchenmanの更新も楽しみにしてますね!! (2018年10月15日 0時) (レス) id: 8dc79320d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さー
| 作成日時：2018年10月5日 3時
