5 ページ6
「「で？どういうこと？」」
「オッパってなに？」
「さっきの人とはどういう関係？」
待ってましたというように2人が私に詰め寄る。
チラリとロビーの時計を見ると、すでに45分。
今話していれば間に合わないだろう。
「昼休憩、絶対話すから。それまでまってて。」
それでもなお食い下がる2人だったが、会社の外に先輩の姿が見えたのを確認すると渋々納得してくれた。
エレベーターで地下の練習室へ下がると、入り口付近にスタッフさんが1人立っている。
3人揃って挨拶し、言われるがまま体重計に乗った。
紙に書かれている自分の体重が目に入る。
釜山でも一応ダイエットはしていたから、前回測った時よりも２キロ減っていた。
悪くはないけどこれから増えないように調整すること、と言い渡され、挨拶しながら練習室に入る。
「お、안녕！」
先に来ていたドユン、シウがこちらに手を振っている。
「안녕.」
同い年である5人で集まり、話しながらストレッチをしていれば新人開発チームの社員さんが入ってきて、ミーティングが始まる。
休日のスージュールは大体こんな感じだ
8時に出勤、体重チェックとストレッチ、ミーティング
9時 筋トレ、レベル別ダンスレッスン
12時 昼食
12時半 個人トレーニング(ポジション別、私はボーカル)
2時 自主練
4時 外国語レッスン
5時 自主練
6時 夕食
7時 団体ダンスレッスン
9時 専門分野
10時 自主練
12時 帰宅開始
なお、12時に帰宅とは書いてあるものの、実際は3時までなら練習室は空いている。
つまり自主練だ。
現在は12時、ダンスレッスンが終わった。
事務所の前にあるコンビニで昼食をとりに来た私たち3人。
事務所を出たあたりからすでに刺さっていた視線を存分に浴びつつ、諦めて話を切り出す。
「実は、」
「「実は？」」
「オッパっていうのが、その
イジフン」
なぜだか芸名を伝えるのが恥ずかしく、本名を口にする。
「イジフン？えーっと、社員さんってこと？」
イジフンというこの国にありふれた名前、だけど特別な兄の名前は、2人には伝わらなかったようで。
「いや、その、せ、SEVENTEENの､､､」
私がグループ名を口にしてもなお、2人は不思議そうな顔をしていた。
数秒待つと、ハユンには思い当たる節があったのかみるみる目が丸くなる。
「あ、いや、あのSEVENTEEN先輩！？ウジ先輩ってこと！？」
それを聞いたジヨンも椅子から勢いよく立ち上がった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 737人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「SEVENTEEN」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千笑 - お待たせいたしました。更新を再開させていただきます。 (2023年1月9日 13時) (
レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - いつも小説を楽しんでいただいてる皆様へ。作者の千笑です。私情により、ログインすることができなくなってしまったため、長期間更新ができないかもしれません。申し訳ありません。状況が改善した時にまたお伝えします。 (2022年12月28日 21時) (レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
Kokuma(プロフ) - めちゃめちゃ好みです！続きが楽しみです。 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 9eeff62ceb (このIDを非表示/違反報告)
こまり(プロフ) - まさかの展開すぎてびっくりしてます。続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page38 id: e86bc2c528 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 前々から読ませていただいているのですが、読んでてすごく引き込まれるし、読むたびに続きが気になってしょうがなかなってしまいます！！むちゃむちゃ好きです！！いつも更新ありがとうございます‥！！ (2022年12月7日 0時) (レス) id: 6864ce5b3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千笑 | 作成日時：2022年10月31日 10時
