山田家長女と入間家長女の日常

5日目 入間家の朝 ページ7

入間家の朝は4割くらいの確率で怒鳴り声から始まる。





銃兎「綾瀬！！！！！！アラームうるせぇんだよ！さっさと起きろ！！」




そう怒鳴りこの男、入間銃兎は妹がくるまっている布団を剥いだ。









ゴンッ


綾瀬「いったぁ……なにすんのお兄ちゃん…………。」







もちろん布団を剥いだらベッドから落ちるようで入間家の長女、入間綾瀬は見事に床に頭をぶつけた。







綾瀬は眠そうな目を擦りながらも立ち上がる。







しかしそんな綾瀬にお構いなく銃兎は冷たい目で見下ろす。





銃兎「てめぇ今何時だと思ってんだ」

綾瀬「いま………………？」






銃兎に言われ時計に目をやり現在時刻を見ると






綾瀬「……6時半」


銃兎「7時半だわ！！！てめぇ何回アラーム鳴ったと思ってんだよ！！！10回だぞ、10回！！！てめぇは耳塞ぎながら寝てんのか？あ？？」








鬼のような声と雰囲気で怒る銃兎に対し綾瀬はまだ眠気が飛んでないのかワントーンで喋る。






綾瀬「え、なんで起きるためにアラーム使ってるのに耳塞ぐの、え、何急に。こわ。」




銃兎「冗談に決まってるだろうが！！！」




綾瀬「お兄ちゃんって冗談言うんだね、きも。」





銃兎「てめぇ、、」





おでこに青筋を立てる銃兎の横をあくびをしながら通りすぎご飯のためリビングへと向かう。







席に着く直前、「あっ」と何かを思い出したかのように振り返り銃兎を見る。







綾瀬「とりあえず20分で支度するんで学校までお願いしゃす」







とお怒りのお兄ちゃんに向けぺこりと頭を下げご飯を食べ始めた。

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