山田家長女と入間家長女の日常

12日目 ページ17

左馬刻side









一椛は目に涙をためてるくせに無理して笑って言った。


俺はただただ無言で一椛の話を聞いた。


一椛「左馬刻さん…………あたし……ほんとに…いち兄達の家族なのかなぁ」









いつも笑っている一椛が小さい子供が泣きじゃくるかのように涙をとめどなく流した。



涙を止めようと必死に手で拭っていたがそれも意味をなさなかった。








その時見えた腕にあった痣は一椛の学校生活を表したようだった。




その日はとりあえず風呂に入らせた後家に帰らせ話し合えと言って家に返した。









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それから2年。



山田一郎が自分たちの弟とチームを組んだ。


一椛は完全に心が荒んでいっていた。




口も悪くなり目つきも悪くなった。


俺はあの偽善者野郎が許せねぇ。







何も知らずにノコノコラップしてぶっ殺してやりたかった。


荒れた一椛を見るとその想いがフツフツと俺の中で熱くなるのを感じでいた。









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だがそれから約1ヶ月。


一椛が笑うようになった。


一椛「左馬刻さん聞いてよ！！友達ができたんだぁ！！」







久しぶりに見た笑顔は昔のと変わらなかった。



すげぇ安心した。









まぁ、そのダチっていうのが





綾瀬「てか制服着てんだから学校行く気満々じゃん」


一椛「だって行く気あったんだもん！！！」



綾瀬「じゃあもう大人しく座ってなよ。」


こいつだったからこそ俺はすげぇ安心したのかもしれねぇ。





綾瀬「なに、左馬刻くん。なんかついてる？？」





左馬刻「うるせぇよブス。」



綾瀬「急に暴言とかやめろやカス。」









言ってやらねえけどな。






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左馬刻くん口調わかんない。

全然違うしイメージ崩したらごめんなさい……

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