まふまふさんはフォロワーさん。

フォロワーさん。34 ページ35

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『話すも何も…フォロワーさんになったってだけで…』


｢いいねとRTしてたよねぇ？｣


『いや、本垢と間違えただけで…』


｢まふくんと天月くんの絵、描いてたよねぇ…？｣


『…出来心です』



手に汗を握りながら、必死にルリを宥めようとする。

…あぁ、OPをAtRの二人にお願いして、今さっき会ってただなんて言えない……

AtRの二人とルリが、すれ違っていなかったのが不幸中の幸いだ。



｢…ずるい…私だってそらるさんにフォローされたいよぉぉ…！！｣


『…ルリ、そらるさんのリスナーだっけ』



そらるさんの連絡先が、私の今持っているスマホの中にあるって知られたら…

…私の命が危ない。



『えーっと、ルリ
EDの話をしよう！ね？』


｢むぅ…まぁいいや
曲決まってるの？｣



良かった、何とか話を逸らせそう。



『楽曲提供してもらったよ
三期は……(ﾋﾟｺﾝｯ』



あ、LIMEだ

立て続けに来てる…という事は



まふまふ追加しました!!まふまふです!!!
まふまふよろしくお願いします!!!!



、



そらるそらるです
そらるOPの件、よろしくお願いします



、



うわぁ…AtRの二人の、公式じゃないLIMEだ…！


トーク画面を見つめて、ついにやけてしまう。

まふくんと、LIMEで会話出来ちゃうなんて…



『こちらこそ、よろしくお願いします…と』



いつもの癖で、口に出しながら返信する。

隣にいたルリが、ニヤニヤとしながら話しかけてきた。



｢えーなになに、彼氏？｣


『え？』



まふくんが、彼氏？



｢ち、違う違う！｣



恐れ多すぎる…



｢そんな顔してLIMEするのって、彼氏ぐらいでしょー！｣


『あ』



そう言って、ルリは私のスマホを覗き込んだ。

ちょうどその時、私が開いていたのはまふくんとのトーク画面で。


私のスマホを指さし、口を震わせながらルリが叫んだ。





｢こ、公式じゃないLIMEーーー！！！？？｣





…あぁ、面倒臭くなる予感。


これからされるであろう、ルリからの質問の嵐を想像して、私は頭が痛くなった。







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