確信犯11 ページ13
ｻﾞｧｱｱｧ…
「…最悪やぁ」
放課後、相澤先生のお手伝い(雑用)を任されて残っていたら土砂降りの雨が降っていた。
遅くなってしまったのでもう校舎内に人気は無い。恨むぞ相澤先生。
そして問題なのは…
「…傘がない…」
傘を置いてきてしまったのだ。
私の個性(猫)の都合上、あまり水は得意じゃなくて水泳の授業も金槌のせいで成績が悪かった。
秋の雨はとても寒い。
思わず「ﾍｸﾁｯ」とくしゃみをして、下駄箱のところで雨宿りをしていると前方に金髪の見慣れた影がいた。
「…あれ、もしかして爆豪くん…？」
俯いているから顔は分からないが、特徴的な髪型に黒のタンクトップ、黒のジャージは間違いなく爆豪くんだ。ひぇ、寒そう
少しデカめのビニール傘をさしてゆっくりこちらに向かってきてる。
「おぉーーい！爆豪くん！」
手を振ると俯いてた顔が上がった。
眉間にシワのないぼーっとしてた顔だったが、私の様子を見て腹が立ったのか目をこれでもかってほどに吊り上げて「あ"！？」と怒ってしまった。
「てめぇこら、元気そうじゃねーか！！
わざわざ俺が来てやったのによォ」
「え、あぁごめん！！本当にありがとう！
でも、なんで私が雨苦手ってこと知ってたの？」
個性についてはバレてるが、私は爆豪くんに「雨、つまり水が苦手」と言った記憶は無い。弱点をつかれてしまうのでむしろ言ってこなかったのだから。
「あ"？ンなのよゆーだわクソ。
おめぇの個性知ってんの俺だけだろ。しかも傘置いてきやがって。」
「あ、ありがとう…」
ほらよ、と渡された傘は薄緑の、蔦柄で所々に黒猫のいるお気に入りの傘だ。まさか爆豪くんが私の傘を覚えてるなんて…それもまたギャップなのか…。
「…ほら、帰んぞ。A」
「わ、待って爆豪くん！」
…最近の爆豪くんは何故か素直だ。
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夢花(仮垢) - やばい、めっちゃニヤける……そして最近夢小説のおかげでかっちゃんかっこいいとかよりも可愛く思えてくる…w (2018年11月19日 6時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - 桜酒さん» 遭難という手がありました笑 なんでもありですね、ウェルカムです｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡ (2018年10月27日 22時) (レス) id: 6c36b33230 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - りみさん» 思う存分ニヤケちゃってくださいませ(∩´∀`∩) ありがとうございます！ (2018年10月22日 22時) (レス) id: 6c36b33230 (このIDを非表示/違反報告)
桜酒 - 涼竜さん» いやもうね！？いっそ遭難してください！みんなで一緒に温めあってください！薄い本になりますようｎ((殴 (2018年10月22日 21時) (レス) id: 7715cc5acc (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - ニヤケが止まりませんんんん！！！イケメンかっちゃんで毎日癒されてます、、しかも轟くんの天然っぷり最高です！！ (2018年10月22日 21時) (レス) id: eed6883725 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凉竜 | 作成日時：2018年10月17日 21時
