43.動揺 ページ9
「なんだぁ…てっきりそーいう趣味なのかと思って張り切ってここまで来たんですよ私」
「どこの情報かは知らないし知りたくないが、諦めろ。」
ため息をつきながらポンッと私の頭に包帯だらけの手を置く先生は心なしか少しさっきより明るい。
「…わかりました〜
じゃあ私はお茶子ちゃん達と一緒に観戦してますね」
そう言って私は元来た道を戻り、お茶子ちゃん達の元へと走った。
────────
その後
「よォイレイザー！！…って、顔どうした？あけぇぞ！」
「────こっちの気も知らねぇ生徒がいてな。」
「ヘイ！ちょっと良くわかんないけど良かったなリスナー！！」
────────────
「…あ。轟くん」
「なんすかその格好。そっちがソノ気なら俺もノらせていただきますけど」
「いやいやいや服に手をかけるのやめて！？腰に回した手も駄目！！」
小走りで廊下を走ってると、目的であるA組女子よりも先に精神統一してたのか1人でいる轟くんに出会った。いや、精神統一してたのか？そのわりにはあっち方向で元気だぞこの子
「…冗談です。レクは出ないですけど、Aさん見れただけで満足なんで
そんじゃ。」
「…おー」
去っていく轟くんに生返事して返すと、轟くんは会場の外へと出ていった。
。
「おーっとA組どうした！？」
プレゼントマイクの声で我に返る。
…なんか違うなこれ。
「…お茶子ちゃん達、これって騙されたよね…」
「先輩申し訳ございませんわ…私がホイホイと峰田さん達の策に乗ってしまうのが原因ですの…」
あぁ…察したぞ。
しくしくと涙を零す百ちゃんの頭を撫でながら必死に説得すると、百ちゃんはたちまち笑顔になって「先輩大好きですわ！」と抱きついてくれたので私はその百ちゃんの発育の暴力に埋もれて呼吸困難となってた。
お茶子ちゃんや透ちゃんにもシュンとされてなんだかこっちも申し訳なくなってしまったので、私はなんとも馬鹿な宣言をした
「────百ちゃん達のせいじゃないよ！！
よし、私午後のレクリエーションはこれで全部でるから！！」
「「「…へ？」」」
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しあ - 神作としか言えませんね！ (10月27日 18時) (
レス) @page11 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - かっちゃんの「姉さん」呼び、シスコンな態度にきゅんとします(*´ω｀*)これからも楽しみにしております♪ (2019年3月2日 22時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
怪盗黒猫 - 面白い物語です！楽しみに更新待ってます！ (2018年8月6日 11時) (レス) id: 4410eb4403 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - 蛍月さん» 更新、テスト期間明けで滞ってしまいますがなんとか頑張ろうと思います……！ (2018年7月14日 21時) (レス) id: 6981c5c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼竜(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます(∩´∀`∩)！ (2018年7月14日 21時) (レス) id: 6981c5c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2018年7月12日 23時
