63話 ページ20
「はあ？今から電話？」
23:00。就寝準備を終えてお互いに同じベッドに入ろうとすると、私のスマホロトムがダイゴさんからの通知を知らせてくれた。
─────────なんでも、アローラ地方のあの件についてらしい。これは至急連絡を取らなきゃいけない。
「…そ。全地方チャンピオン会議の内容」
「知るかよ寝ろ」
「ちょ、これは仕事なんだって……んっ」
「──────────こんなイイ彼氏ほっぽって仕事たぁ流石チャンピオン様だぜ」
「……もう」
荒くキスされたと思えばすぐに解放された。さすがにプライベートと仕事では区別を付けなきゃいけないって事を知ってたのか、はたまた私情が無いことを知ったからか分からないが許してくれたのに感謝して私はダイゴさんからの通話ボタンを押した
「─────────はい、了解しました。……━━━さんが？それは…ありがとうございます。」
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「(……まぁ仕事の話なんだけど、)」
「あ、これからバトルするのはうちのスタジアム！まぁ当然だけどね、寒いだろうからその服の上からうちのベンチコート着な！」
「ありがとうございます」
「いいのいいの！とても良く似合うじゃない！やっぱりお嫁さんに来て欲しいわぁ」
「……っふふ、勿体ないですよ私には」
あまりに先程からメロンさんが褒めてくるので照れて思わず笑ってしまった。恥ずかしさから貸してくださったベンチコートの首元に顔を埋めるとくすくすと楽しそうな声がする
「アンタほんと可愛いねぇ、テレビではいっちょ前なのにね、まだ20代なのによく頑張ってるよ！」
「……ありがとう、ございます」
久しぶりの母の温かさが染みるような感覚に浸りながら、私は口角が緩んでいくのを感じた。これからバトルするって言うのに、この人は本当にずるい。
・
「バトルでは容赦しないよ！行くよモスノウ！」
「モスノウ……綺麗なポケモンですね、
ふふ、倒しがいがあります。行っておいでゲッコウガ。一瞬のうちに決着をつけましょう」
自分でも口角が上がってるのが分かるが、もう抑えられない。ウズウズと興奮する私にボールから出てきたゲッコウガは目を細めた。
この子も普段大人しいが、バトルとなると豹変するのだ。誰に似たんだか
「(……バトルになるとホントに変わるのねぇ)」
メロンさんがそんな事を思ってるのは知らずに、私はゲッコウガに指示を出した
「先手必勝！ゲッコウガ、水手裏剣！！────────」
続く (更新停止中)
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影裏(プロフ) - 更新待ってます！！！ (2022年5月17日 17時) (
レス) @page20 id: 54dee88f37 (このIDを非表示/違反報告)
田中@VII - ちょいちょいネタ入れてくる主様大好きです。更新頑張ってください！！ (2020年11月20日 23時) (レス) id: 9d1fd84ab8 (このIDを非表示/違反報告)
k.k - アニポケのキバナさん、はよ見たい……。まだほんの少ししか出てない…。 (2020年10月1日 17時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ - アニポケでのキバナが楽しみ過ぎて コメ投稿。アニポケで共感してくれる人はいますか？？ (2020年5月8日 17時) (レス) id: 135de18629 (このIDを非表示/違反報告)
あ - いつも楽しく拝見しております！良ければマリィちゃんも登場させて欲しいです！ (2020年1月25日 12時) (レス) id: 1d38ee0c54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2020年1月14日 4時
