33話 ページ35
「──────────ファイアロー、かわしてブレイブバード」
「……っなに、！？」
ファイアローの素早さと火力に勝るものはいままで見たことない。案の定こちらの残り4体、チャレンジャーの男の子の手持ちがゼロでこのチャンピオンリーグの試合は終わった
悔しそうにしている男の子にアドバイスと一緒に褒め言葉も添えておくとたちまち顔を真っ赤にしてリーグの出口へと去っていってしまった
ぼーっとそちらを見ていると生放送していた報道陣がこちらにグワッと押し寄せて一瞬ビックリしてしまう。
「Aさん！今日も勝ち抜きましたね、ズバリ強さの秘訣は！？」
「んー……この子達の頑張りですね」
擦り寄ってきたファイアローにオボンのみを与えながら答える。攻撃は受けてないが疲れたと思うのでボールに戻すとまた記者の人は質問してきた
「ズミシェフとの熱愛報道については…」
「え、そんなのあるわけないです」
「伝説のイベルタルをお持ちですよね！みせていただけたりしませんか？」
「…見世物じゃないので今は無理です。まぁ、チャレンジャーの方でイベルタルを出させるまで手こずらせられれば話は別ですけど……」
「今度━━ブランドのモデルになるという話は……」
「ズミシェフとの昨夜の晩餐会は……」
記者の人達はしつこさがウリ。そんなのは分かってるけどバトル後は緊張が解けて疲れてしまっていて頭が上手く回らないから早く家に帰りたい。ああもう、どんだけ長いんだこの質問は
「そういえば、今回の試合はいつもより十数分ほど早く終わりましたね！調子が良かったのですか？」
……それはきっと、
「───────彼に早く会いたいからですかね」((ﾎﾞｿｯ
「え？なんて言いました！？」
「……えっ、いや！なんでもないです！！！
それでは！」
「あ、ちょっと！Aさーーん！」
無理矢理話を終わらせて窓際に行き外へイベルタルを出して飛び移る
さすがに追ってこないのを見届けながらイベルタルの背中の上で はぁ、と盛大にため息をついた
「…寂しいの耐えたから、あとは帰るだけだね」
「ｷﾞｭｲｰｰ」
━━━━━━━━━
inガラル
『───────彼に早く会いたいからですかね』
「……は」
ダンデと別れて自宅でソファにより掛かりながら生放送を見ていたらそんな事を呟いたAが映っていた。記者は聞こえなかったみてぇだが、俺様には聞こえた。
……全地方放送でのろけるなんて、俺様の彼女もよくやるやつだよな。
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雑草のかきあげ（仮垢）(プロフ) - ポケモンに興味が湧かなかったのですが、今年新しいポケモンのゲームが出たということで占ツク内で面白そうなのを探してみることにしました。1番に出会ったのがこの作品です。めちゃくちゃ好きです。 (2022年12月19日 11時) (
レス) @page13 id: dc942b8391 (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - ＠さん、あなたの言っていることの方が意味わかりません。人それぞれ考え方や価値観は違いますが私はあなたの言っていることを不快に感じましたし＠さんの言っていることが間違いだと思います。あと、そんなことでコメントすんな。 (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
クスノキ - はじめまして！この作品の作成から約３年たっているのですが、今頃コメントさせていただきます！私もキバナさん大好きで、読んでるときにキュンキュンしながら読ませていただいてます!めちゃくちゃ好きです‼♡ (2022年11月12日 17時) (レス) id: b6f8a6712e (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 良かったらフレンドになってくれませんか？ sw 1571 5879 0984です！ (2022年11月2日 15時) (レス) @page13 id: aebff763ed (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - この作品、検索避けされてないですよ。やめてください (2022年10月2日 0時) (レス) id: 54a83e069f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼竜 | 作成日時：2019年11月29日 11時
