鳥様の恋人！

その10 ページ11

まえぬとぶつかり、変な声が出た私。

智昭「何を悩んでたの？」

「浩ちゃんのプレゼント…」

智昭「あーー、鳥海さんか…ならやっぱり」

「ん？」


智昭「Aをあげたら？」


「……まえぬからも言われると思ってなかった」


智昭「ごめん、考えるから引いた顔やめて。んー、帽子とか？」


考えたけど、たくさん持ってるもんな…


智昭「なら、ゆっくりするのが好きな人だから、旅行に連れ出せば？」

「……それか！連れ回すのはあれだから…よしっ！」


考えたら即行動！誰を捕まえようか…



智昭「あ、去っていった…。 」









.









良平「めっちゃ悩んでるよね」

江口「まぁ、恋人にあげるものって悩むんじゃないかな」

代永「青春だよね、いい事だよ」

江口「俺、そろそろ帰る〜」

良平「ん、お疲れ様〜」

代永「お疲れ〜」





.



「居た！」

江口「え？何？は？」

「ちょい同じ誕生日として付き合え」

江口「え、は？どこいく気？俺帰りたいんだけど?!」

「観光」

江口「え？待って、俺が鳥海さんにやられるよね？やだよ」

「とりあえず来ようね？」

江口「こういう時のAは、可愛いからずるい」


腕を引っ張り連れていく、その途中でしょーたん夫婦に会いました。



江口「んで、どの辺に行くの？」

「観光名所！！」

江口「なんでまた……」

「浩ちゃんへの誕生日プレゼント！！」

江口「…で、俺は何故？」

「それを撮っててほしいの！！」

江口「…は？」


カメラが恋人目線のような観光をすることで、浩ちゃんがゆっくりしながら行ったような感覚になればと思った。
長時間歩くのとか嫌だろうし…


江口「…なるほど、俺が巻き添えね」

「君も誕生日じゃん？だからついでに祝う」

江口「…嬉しいけど、ついでって何？は？ついで？」

嬉しそうだから、まぁよし？

「ほらカメラ回せや」

江口「上から……回すけど」




(ほら、あーーん)
(……俺がされてる気分)
(あーー！喋るなよ！！)
(えええええええ！？)




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