検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:43,220 hit

14 ページ14

[炭治郎side]

三人とも折れていた肋は無事完治した。


「お前は俺と同じ感じがする!!!」

『、、、私野生育ちじゃないよ??』


伊之助とAの絡みに珍しいな、とそちらを見やる。

縁側の柱に寄りかかっているAに、伊之助がその横に立っていた。


「お前は俺と同じ獣だ!!!」

『...伊之助って動物だったの??』


いや多分そういうことじゃないと思うんだけど、、、

キョトンとしたAは、年相応に見えた。


「俺様は山の王だ!!!」

苦笑いをしながら首をかしげるAに、俺も苦笑した。


Aは不思議な子だ。

まだ幼い顔を残す彼女は、あまり表情の変化もない。


伊之助の言っていたこともわかる。

なぜか彼女からは動物特有の獣の匂いがする。

きつい香りではないけれども、彼女の匂いを知らなければ動物だと思ってしまうかもしれない。


それと、彼女がいるとたまに鈴のような音が聞こえる。

彼女の声はまるで鈴を転がしたような音がするんだ。


耳のいい善逸には、どうやって聞こえてるんだろうか。



「カァ!!!」

そんなことを考えてると、俺の鎹鴉が降りてきた。


「北北東!!北北東、次ノ場所ハ北北東!!!」

「四人ハ、那田蜘蛛山ニ行ケ!!那田蜘蛛山ニ行ケ!!」


那田蜘蛛山...??


「え、四人ってことは、、、」

「A子!!行くぞ!!!」


嬉しそうに縁側の方を見る善逸。

A子と呼ぶ伊之助は、ウガー!!と両手を挙げた。


一方Aは、「...任務行きたくない、お昼寝」と肩を落としていた。

15【那田蜘蛛山編】→←13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼殺隊 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

人形師(プロフ) - 凄く面白いです!無限列車編書いてほしいと思いました。自分のタイミングで良いのでいつか書いてください。 (2020年3月2日 13時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あおいろ | 作成日時:2020年2月10日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。