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01【序章】 ページ2
幼い頃から、父上にそっくりだと言われて育った。
淡い栗色の髪に、翡翠色の瞳。
そして人が言うには、
鈴の音が聞こえると言うのだ。
「A」
まるで鈴を転がしたような透き通った声。
それと同時に、どこからか鈴のような音が聞こえた気がした。
私の名を呼ぶ父上は、もう私の姿など見えないだろうに話を続ける。
聞こえていた心音は、次第に落ち着いたものになっていた。
「A...」
蚊の鳴くような静かな声で名を呼ばれた。
布団から出ていた右手を静かに握った。
その手はもう氷のように冷たかった。
「うたを、うたって、くれないか、、、」
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人形師(プロフ) - 凄く面白いです!無限列車編書いてほしいと思いました。自分のタイミングで良いのでいつか書いてください。 (2020年3月2日 13時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおいろ | 作成日時:2020年2月10日 8時