人気者のアイツ。【青桃】

同居？？ ページ6

桃side





「流星、準備できたぁ！？」





青「あと、ネクタイだけやねんけどぉ」




玄関から声をかけると、部屋でなんか困ってる流星がいて近寄ってみるとネクタイに苦戦していた





青「あぁぁ！もう！ネクタイなんかしたことないし、どうやんねん…」




中学は、学ランやったんかなぁ。
時間も無いし…、中学もブレザーやった俺が助けてあげよう。





「ちょっと、貸してっ！」




青「つぇ、お、おう」




ネクタイを奪って流星の首に巻いて、いつも通りにやっていく。



でも、二人とも背一緒ぐらいやから、顔がめっちゃ近くて、なんかっ、照れてっ、
どうにか流星を見ずにネクタイを結び終わった




「ん、これでOK」



ついでに襟をちゃんとして手を離して行こうとすると




ｶﾞｼｯ



「っえ、流星？」



両手を捕まれて、目をしっかり見られる




青「望ってさ」




「う、ん、？」




青「可愛い顔しとるよな」





「はっ！？ちょ、っ…」




なんやねん、可愛い顔って…！俺は、男や！
なんて思っていると腰を抱かれて耳元に顔を寄せられた





青「俺、結構タイプかも」




「はっ、？んんっ、、？」




何を言うてるんやと思ったら、腰と後頭部を抑えられて、唇には柔らかな感触があって、目の前には流星の顔があって、



って……、俺っ…、キス、してる……？




「んん、んっ、、ぷはっ、」




青「同居してんやから、それなりの事はしとかなあかんってことぐらい分かってるよな？」




「何言ってっ、！んんんっ、」




1度離されたと思ったら、そう告げられてまた口付けられる。




こいつっ、、たらしかっっ…！！



居場所の無い、俺の両手は、何故だか無意識に流星の背中に回っていた。






あぁ、神様。









・








出会って2日のたらし野郎に








・









俺のファーストキス、奪われました。

同居？？→←同居？？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す