【男主】あー...えっと今吉の弟です... (ページ24)

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p19 そんな顔しないでぇページ24

という訳で(どういう訳だ)

『まこっちゃんが仲間になりましたー』

うわぁ、みんなそんな顔しないでぇ

桐皇2人は唖然

きせりょは睨みつけてる

「霧崎の花宮っすよね…
あんた、どういうつもり？」

「お前こそ歳上は敬え
って教わらなかったか？黄瀬」

あーもーそこ喧嘩しなーい

「いや、そっちじゃなくて」

あ、俺ですかそうですか

ちょっと癒し要員を匿うので

いそがしいんだけど

しゃーなし

『俺ですかい？』

「そうだよアンタこんなのと行動しようなんて
頭おかしいんじゃねぇの？」

いや、あんたよりゃ頭働くと思うんだけど…？

『んーでもさ、
人数は多い方がいいと思うんだよね』

「それは…」

流石にだめか？

それならしゃーない

「…いいんじゃないかな？」

声を発したのは

意外にも桃井さんだった

「あーほら、大は小を兼ねるって言うじゃない？」

ちょっと違うけど…

そう呟いて笑った桃井さんは

その肯定を態度でも示してくれた

桜井君の方に目を向けると

「ぼ、僕もいいと思い…ます」

と段々小声になりながらも言ってくれた

となると

残るは黄瀬

困るのも黄瀬

余裕なまこっちゃん

(なんかカツアゲでもしそう)

そう思うほどには悪人面で笑っている

「あー…」

そりゃ語彙力が無けりゃ反論もできないわな

『多数決でいけば同行、でいいのかな？』

言い終わってから気づいたが

これ黄瀬に追い討ちかけてるわ

「どうする？黄瀬」

そしてさらに追い打ちをかける

マロマユな

ほらーもー黄瀬が考え込んじゃってんじゃん…

さっさと意見が変わったとでも言えばいいのに

てゆーかさ

『そろそろ移動しないとじゃない？』

身の安全のために移動したい

だってここにいてもここに集まっちゃったら

THE ENDな訳じゃん？

「あーっ、わかったわかったいいっすよもう」

やっとかぁ

「但し！ただの頭数っすからね！」

うわぁ

仲間認定してくんないよぉ

多分俺もされてないよぅ

ま、ともかく

『さっき見つけたコンパスと

ものさしは持っていこうか』

「は、はい…次って何処に行くんですか？

あ、こんなこと聞いてすみませんっ!!」

あーどうしよ

ここがどういう場所かもわからんしな

「取り敢えず、

校長室か図書室に行ってみない？」

学校の情報を集めるにはそれか妥当か

「じゃあまず校長室だな」

よし、行先は決まった

…行こう