【男主】あー...えっと今吉の弟です... (ページ15)

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p11 お蔵探索ページ15

階段を上りきると

竹で編まれた箱が3つ見えた

一つは上面が正方形の直方体

一つは俺が辛うじて入れるだろう

横長の直方体

一つはボーリング玉が入りそうな大きさのもの

その他には小さな棚に消費期限の切れていない

単一電池6本と単4電池が12本入った杉の箱

同じく単三電池が３本6セット入ったビニール袋

更にポケットティッシュだいの袋に入った

白い粉末を見つけた

(やっぱこの箱開けないとか…)

正直正方形の以外開けたくないが

やむを得ない

まず正方形面のものを開ける

中には懐中電灯と

『何これ…義眼？』

緑のビー玉大の義眼が入っていた

2つ目

ボーリング玉大のが安全そうだが

嫌な予感がするため

1番でかいのを開けることにした

出てきたのは

竹の箱より少し短い黒い箱だった

凄く開けたくない

骨とかやーよ？

まあ、開けるしかないんだが

意を決して開ける

▼征ハ両刃鋸ヲ手ニイレタ

その下の紙ヤスリと鉄鑢も持っていこう

と言うかこの箱に今まで見つけたもの

全て入れていこう

箱は大体120cm程度だから

イザとなれば武器にするし

最後…すごく開けたくない

『はぁ…開けるか…』

ほかの二つを開けた時には感じなかった

緊張感からか

手が震える

蓋に手をかけ一思いに...

開けた

中に入っているのを確かめなくては…

「それ、壺か？」

『うわぁっｯ!!』

し、心臓止まる…振り向くというより

横に飛んだよ俺

「っビックリした…驚かせんなよ!!」

『俺の台詞だ!!』

あーもう、ケツ痛い…

「なあ」

『あ？』

なんだよ、なんか見つけたのかよ

「このツボに貼ってある紙？

なんて書いてあるんだ？」

俺が壺の所まで戻ってのぞき込んでみると

壺に紙が貼ってあり

蠱毒呪之要

と書いてあった

『コドクマジナイノカナメだな

ここの主は誰かに恨みでも抱いていたんか？』

そう考えるとこの紙は

札と言った方が良いだろう

「コドク…ってなんだ？」

知らんのかいな

まあ、でも知らんヤツくらいいるか

例えば帰国子女だったりとか

そういやこっち来る前に

マジバで不思議なやつと話したな

帰国子女について

確かそいつの相棒とか何とかが帰国子女だ

っつってたけど

今は関係ねぇか

『あー...簡単に説明してやるよ

“蠱毒”っつうのはな＿＿＿＿＿＿＿＿