＊３ ページ39
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トロッコの方へと足を進めた時だった。
サーっと血の気が引いたような気がして、目の前がくらりと揺れる。
『…！』
やばいやばい。
…なんて、慌ててトロッコに乗り込んだと同時に手すりを掴む。今倒れるわけにはいかない。
妙に汗が冷たく感じて、目の前のファンのみんながぼやける。
とにかく笑え。
そう自分に言い聞かせて、霞んだ視界に映るうちわを捉えてはブンブンと手を振った。
大貴｢ん、｣
『なに？』
大貴｢ほれ｣
『うぉあ』
私の頭にタオルを乗っけると、その上からぽんぽんと頭を撫でてくる。
『…いや、ちょ、ファンの子もいるから、』
大貴｢あとちょっとだけど我慢できるな？｣
『え』
最後に1回、付け足したようにぽんっと叩くと私から離れる。
なにもう怖い！！
なんで見透かされてんの！！
そう思いながらも、体調がよくなるわけではなくて、
『…、』
思わず大ちゃんのタオルを思わず口元に持ってく。
ファンに心配かけるとか、不安をそそるような
ことをするとか、アイドルとして絶対にダメなことなんだけど、
『っ、』
自分に余裕がなくて、やばい…って悟ったのは束の間。
トロッコから降りてきた知念ちゃんが私の背中を軽く叩いた。
ばっと顔を上げた私の方は見向きもせずにファンの子に手を振りながらメインステージ向かって歩いてる。
『…やっば』
ぼーっとしてる場合じゃなかった。
近くにいたファンの子とばっちり目が合って、私はふにゃりと笑う。
…あ、なんか行ける気がする。
単純とか言うなよ。
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??(プロフ) - イラストめっちゃかわいいです！ (2019年2月8日 19時) (
レス) id: 754340506a (このIDを非表示/違反報告)
やまりん。 - ゆらさん» いえいえ笑。勉強大変ですよね…苦笑。私の場合、受験さえ終わればマイスマホが手にはいるので…笑。受験生仲間がいて安心しました！ (2018年12月31日 18時) (レス) id: 09cc536070 (このIDを非表示/違反報告)
郁 - 待ってました！！！更新ありがとうございます！ (2018年12月31日 13時) (レス) id: dd638ae3df (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - やまりん。さん» ありがとうございます…！！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: 0a2bbac4f7 (このIDを非表示/違反報告)
やまりん。 - 初絡み失礼します。この作品の大ファンです！私も受験生ですが、勉強頑張ってください！ (2018年12月27日 10時) (レス) id: 09cc536070 (このIDを非表示/違反報告)
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