12 学校という名のフィールド ページ12
茜は、お金のことを出されたら断れないことをわかって
言っているんだ。現に私は今迷ってしまっている。
いくらバイトをしたからって弟の分まで稼げるとは
到底思えない。
茜「じゃ、よろしくね」
しばらく黙っていたのを肯定と受け取ったのか
茜は私の制服の胸ポケットにお金を入れて姿を消した。
次の日、校長室に呼ばれて話を聞くと
あの後、茜は親から学校に寄付金をしてもらったようで
テストの点数は変えられないものの
私をSnowManから追い出して
代わりに茜が入ることで受理された。
こんなの間違ってる！って校長先生に反論したけど
やっぱりお金は大事みたいで聞いてもらえなかった。
本当はそれだけで終わるはずだったのに
突然私がSnowManから抜けたことで
9人が納得するはずもなくて毎日私の心配ばかりして
ウザいと茜から言われた。
茜「ねえ、ほんとあいつらなんなの。
毎日毎日『すずちゃん、なんで、、』って
あんたの心配ばっかり。
お願いだから9人から嫌われてくれない？」
「嫌われるって、無理だよ！絶対嫌！」
茜「へえ、、、。
毎月誰のおかげで生活できてるんだっけ？」
あぁ、もうほんとにずるい。
私が断れなくなる言葉を全部知っている。
茜「私のこといじめてくれればいいから。
そうすれば、私は心配されてあんたも嫌われる。
あいつらがあんたのことなんて考えられなくしてやる。
手加減したら許さないよ？」
結局最後まで私の話は聞いてもらえなくて
茜が自分が親から気に入られるためなら何でもするって
わかってるから、私も逆らったら何されるか分からない。
悔しいけど自分を守るために私は茜をいじめることにした。
ーーーーーーーーー
「はぁ、」
鏡の前に立って顔を見るけど、昨日蹴られた痕は
全く治っていなくて、寧ろ青痣まで広がって痛々しい。
弟に凄く心配されて問い詰められたけど
なんとか逃げ切って学校に向かう。
マスクでもすればよかったかな。
すれ違う人が自分の顔を見ているようで嫌になる。
校門へ近づけば、茜の姿が見える。
茜「すずちゃん、、、その顔どうしたの、？」
「うるさい、関係ないでしょ？」
自分が呼んできた男にやらせといてよく言うよ。
でも、学校というフィールドでは私の方が立場が上。
こうして茜が話しかけてきたということは
今日もやれってこと。
そりゃそうか、後ろから9人が歩いてきてるのは
周りの反応でわかっていたし
全員揃ってみられるなんてこんな絶好のチャンス
ないもんね？
ーーーーーーーーー
2022/11/26 17:44
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suttyon(プロフ) - 佐久間くんが好きなピカソさん» いつもありがとうございます。良いような悪いような役にしてしまったので担当さんからこのようなコメントいただけて嬉しいです！ (2022年12月9日 21時) (
レス) id: e426a626de (このIDを非表示/違反報告)
suttyon(プロフ) - 雪姫さん» コメントありがとうございます。最後までよろしくお願いします！ (2022年12月9日 21時) (レス) id: e426a626de (このIDを非表示/違反報告)
佐久間くんが好きなピカソ - コメント失礼します！名前の通り佐久間さん担なので苦しい思いしてる佐久間さんを見てうおおおおって心が揺さぶられました笑少しずつ元の10人に戻っていくのが嬉しくて、茜はどうなるんだろうと続きが気になって仕方ありません笑更新気長に待ってます〜！ (2022年12月5日 21時) (レス) id: 8a09725b52 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - とてもいい話です。裏切っでも、離れて行っても、話し合いもし、皆で謝り、元の10人に戻って行く。素敵ですね。感動です。続きお願いします。 (2022年12月5日 2時) (レス) @page33 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
suttyon(プロフ) - きらさん» ありがとうございます！楽しみにしててください〜☺︎ (2022年11月30日 22時) (レス) id: e426a626de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suttyon | 作成日時：2022年11月24日 1時
