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樹side
…俺たちは、屋上の前の踊り場にいた。
屋上には大雨が降り注いでいる。屋上に呼び出したかったのだが、この雨だ。
「…なんの用？」
階段から声がした。振り返ると、そこにはゆっくり階段を上ってくる長尾がいた。
見るからに面倒くさそうな感じだ。
その様子を見て、少しイラッとすろ。その気持ちを何とか落ち着かせ、ゆっくり話す。
樹「…愛奈に対する嫌がらせ、マジでもうこれ以上やめろ。俺たちが許さない」
「…これ言うのトータル100回目だわ…嫌だ」
長尾のその言葉に、全員がピリつくのを感じた。
辰哉「…なんでだよ！！なんでそんなに愛奈をいじめんだよ！」
北斗「お前マジでこれ以上は許さねぇぞ」
「…さっきから思うんだけど、あんたら本気で何様のつもりなの？あんたらが許すとか許さないとかしらないけど、私には関係ないから。」
亮平「…お前さ、なんでそんなに愛奈に執着すんの？」
あべべが必死に怒りを抑えたような声で言った。
「…愛奈ちゃんとあんたらの反応。クッソ面白い。見てて哀れ」
照「…ふざけんなっ！！」
急に怒鳴り声がした。見ると、岩本くんがぶるぶると拳を震わせながらジト目で長尾を睨んでいた。
「…は？」
照「愛奈が何したんだよ、お前に。愛奈はお前と仲良くなりたいって思ってんだ。お前みたいなやつとだぞ！！いい加減に態度改めろよ！！」
岩本くんはそう怒鳴った。
「…うるっっっっさい！！！」
長尾は大きな声で怒鳴った。さっきの冷静さを失くした長尾の迫力に俺たちは驚く。
「愛奈愛奈ってうるさいんだよ！！何も知らねぇくせに正義ぶんな！！何も知らないくせにツッコんでくんな！」
長尾は息を荒くして言う。
翔太「…うるさいのはお前だろうが！！愛奈の気持ちを考えずにいじめてるお前を責めるのは当たり前だろうが！！いじめることはカッコよくねぇのに、お前がカッコつけてんじゃねぇよ！」
しょっぴーも反応して言い返す。
「うるさい！！私はこの世で一番愛奈のことが嫌いなの！！愛奈さえいなきゃ…愛奈さえいなきゃ…私は…私は…」
声を震わせている。
蓮「全部お前の勝手な行動だろ！お前、どうせ愛奈を妬んでやったんだろ！！お前の事情に愛奈を巻き込んでんじゃねぇよ！！」
めめも一緒になって言い返す。言い返した勢いでめめが長尾に近づいた瞬間…
「こっちに来るな！！」
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すのうHIINA - るなさん» いえいえ！私も楽しいので！とてつもない修羅場になるでしょう！笑 (2022年7月3日 13時) (
レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - いつも返信ありがとうございます。ほんとそうですよね、彼氏とお兄さん、どうなるでしょうか笑笑 (2022年7月3日 12時) (レス) id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 珈琲さん» いえいえ！楽しいので！！珈琲様も朝からコメントありがとうございます！ (2022年7月3日 10時) (レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲(プロフ) - 朝からの更新ありがとうございます！続き楽しみに待っています！ (2022年7月3日 10時) (レス) @page31 id: 912b99deec (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - るなさん» 玉森先生に気付いてほしいですよね！…ちょっと思ったんですが夢主ちゃんの彼氏が高地くんと知ったら玉森先生はどんな反応をするんでしょうね… (2022年7月3日 10時) (レス) id: 268efae554 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年6月16日 18時
