【幼児化】すとぷり保育園！

＃４６ ページ46

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『え…？』

戻らない。

じぇるくんは何も変わらず、すやすや寝息をたてている。

ころんくんの方を見るところんくんはどこか寂しそうな顔をしていた。


『ごめん、戻らなかったみたい…。』

「先生のせいじゃない。僕も無理やりごめんね。」


正直、戻ると思ってた。

ころんくんが戻ったんだから、他の子もきっと…って。

そんな簡単じゃなかったんだ。


「まあー、またゆっくり考えよ。時間はあるし！」


そろそろお昼寝終わりじゃない？と、時計を指さした。


5人を起こすことに。


みんなでお布団を畳んでいるところに園長先生が扉からひょこっと顔を出した。

その場をころんくんに任せて私は園長先生の方へ駆け寄った。


「実は贅沢なことに夏休みを1週間貰えるんだけど、いちご組は…」

その時察しがついた。


『あぁ…私お休みナシですか。』


いちご組のメンバーを預けられるのはここだけだからほかの組が休みでも私は休まずここに来なければならないということか。


「さっすが、物分かりがいいねぇ。」


労働法引っかからないんですかね、これ。


「政府が協力してるから残念ながら労働法引っかかりません。」

『エスパーですか？』


でもその代わり、と園長先生が付け足した。


「春川先生がお手伝いに来てくださいます！」


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ありがとうございます！


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