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俺らの気持ちとは裏腹に、Aとは連絡が取れなくなってしまった。
あの日から気付けば1週間が経っていて、
未だ返信が返ってきたという報告もなければ、
姿を見た話も聞かん。
てつや「あ〜、ネタが思い浮かばん」
りょう「ちゃんと考えてよてつや」
てつや「スランプってやつよ、スランプ」
虫眼鏡「てつや万年スランプじゃん」
てつや「そんなことないわっ！」
しばゆー「腹減ったなぁ」
ゆめまる「Aに頼めば…あっ、間違えた、Aおらんわ」
しばゆー「いくとーー」
ニトロ爆弾「はい？」
しばゆー「僕ちん、空腹。」
りょう「俺パスター！」
しばゆー「ラーメンタル」
ゆめまる「温野菜食べたいなあ」
虫眼鏡「え？珍しいこと言うね。僕もパスタ。」
てつや「焼肉弁当」
虫眼鏡「としみつは？」
自分が話しかけられとることに気付くまで、ちょっと時間がかかった。
としみつ「あ、俺もパスタ…」
久しぶりに声を出したような気がした。
絞り出した枯れ声は、脳内に響きわたる。
りょう「としみつさぁ」
虫眼鏡「僕も言おうと思った」
としみつ「へ？」
顔を上げると、メンバー全員がこっちを見つめとる。
としみつ「何？」
りょう「思い詰めすぎだって」
虫眼鏡「そうだよ。死んだわけじゃないんだからさ」
ゆめまる「絵に書いたように落ち込まれるとやりづらいからさ」
でも、俺にとってのAはすげえ大きい存在で、
いつまでも離したくない、光のような人で、
今は自責の念と悲しみに暮れるしかない。
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作者名：するめ長官 | 作成日時：2019年7月7日 16時
