八 ページ18
りょうside
あー、俺何しとるんだろ。
完全なる八つ当たり。
子供だ。
彼女できたくらいで浮かれとるとしみつもガキだけど、
それを逆手にとって八つ当たりする俺はもっとガキで。
最低だ。
完全に悪くなった空気、黙り込むメンバーとバディさん。
気まずい沈黙が流れていく。
だけど、素直に謝れん。
だって、としみつのその態度とか空気感とか会話は、
きっとAを傷つけとる。
俺が悪者になってでも、Aを守りたい。
としみつ「…ごめん…ちょっと気分悪いわ、外の空気吸ってくる」
ボソボソととしみつはそう言いながら立ち上がって、スタジオを出ていった。
亀ちゃん「…大丈、夫、ですかね」
虫眼鏡「ちゃんと戻ってくると思いますよ」
ゆめまる「車におるだけじゃない？多分。」
てつや「も〜焦るやん喧嘩とか…いつぶりよ…りょうどうした？」
てつやが力が抜けたように机に突っ伏した。
りょう「いや…何か気になったから…言っちゃった。ごめん、皆。」
てつや「うーーん…言っとることは分かるけど…」
虫眼鏡「確かに、僕が最高に楽しいことがあってもそれが仕事と関係ない限り皆には関係無いし、皆は通常運転だもんね。」
ゆめまる「う〜ん。」
しばゆー「でもりょうくんにしては珍しくない？そういうので怒るの」
ゆめまる「優しいもんね、」
皆が気を遣ってくれとるのがひしひしと伝わってくる。
しばゆーの本気で不安そうな目が心に刺さる。
りょう「ごめん。皆本当にごめん。余計な事言った！ごめん！申し訳ない！！」
潔く頭を下げた。
こいつらに罪は無い。
虫眼鏡「いいよいいよ、りょうくん」
タカオカさん「言いたいことを言う日っていうのも大切ですよ。」
亀ちゃん「時間的にそろそろ進めないと…」
てつや「あー、えっと、あ！そうだ！このネタ、ここじゃちょっと流石に無理だから場所を…」
会議が再スタートした。
みんなが新しく空気を作ってくれる。
A「あっ、あの！！！」
ずーっと黙り込んどったAがいきなり立ち上がった。
A「私…としみつ見てくる…！！！！」
そういうなりAは走り出して、スタジオを勢いよく出ていった。
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するめ長官(プロフ) - なぁさん» ありがとうございます！凄く嬉しいコメント感謝しかないです。これからもぜひよろしくお願いします！ (2019年11月17日 0時) (
レス) id: 24a832e753 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - お疲れ様でした！毎度毎度考えさせられるお話ばかりで読み込んでしまいます…次回作も楽しみにしております！ (2019年11月16日 16時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
するめ長官(プロフ) - 英さん» ありがとうございます！！嬉しいです…！それらの作品は、まだ考え中の作品なので公開は先になると思います。ストーリーが固まったら公開しますね！ (2019年11月12日 15時) (レス) id: 24a832e753 (このIDを非表示/違反報告)
英(プロフ) - 完結おめでとうございます！するめ長官さんの作品全てが甘酸っぱく大好きです！ところでcoming soonという非公開の作品を閲覧することは可能なのでしょうか？ (2019年11月5日 22時) (レス) id: 5138ca7534 (このIDを非表示/違反報告)
するめ長官(プロフ) - なぁさん» 読んで頂いてありがとうございました！番外編も続くのでよろしくお願いします！コメントありがとうございます！！！ (2019年11月2日 22時) (レス) id: 24a832e753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：するめ長官 | 作成日時：2019年10月14日 23時
