今日も隣に。【東海オンエア】【としみつ】 (ページ13)

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#鍵ページ13

りょう「あ！おった！」

A「あっ」

控えめな声でそう言いつつ、りょうくんが駆け寄ってきます。

画面越しじゃなく、本物のりょうくんが。

A「すみません、呼びつけたりして」

りょう「こちらこそ友達が迷惑かけてごめんなさい！」

ファンの私からすると、何も迷惑じゃありません。

寧ろこんな姿を見てしまって申し訳ない気持ちが大きい。

りょう「おーい、としみつー！…としみつ！！」

りょうくんも私みたいに声をかけてぺちぺちとほっぺを叩く。

りょう「起きんなあ」

りょうくんはどこか少し楽しそう。

りょう「仕方ないなあ」

片手に持っていたペットボトルの水を取り出して、

りょうくんはニコニコととしみつくんの顔面に水をかけた。

としみつ「？！」

りょう「あ、起きた。おはよ～」

東海オンエアを見慣れすぎて水をかけて起こす状況に何も疑問を抱かない私。

でも、一応驚くふりはします。

A「大丈夫なんですか？」

りょう「大丈夫だよ、いつものことだから」

ニコッと笑うりょうくん。

としみつ「んあ？えっここどこ？」

りょう「としみつ打ち上げで飲みすぎたの？ここ家の前だよ？26にもなって外で寝るのやめよ？」

としみつ「んん～？」

寝ぼけているせいかまだお酒が抜けていないせいか、理解出来てないみたいです。

りょう「ほら、お礼言って」

としみつ「ん～？？…ありがとござま」

りょう「あーマジでおもしろ。はい、立って」

としみつくんがゆっくりと立ち上がる。

りょう「はい、鍵は？」

としみつ「んあ～………無い」

りょう「え？」

A「えっ？」

としみつ「俺鍵、打ち上げのとこに忘れて…亀ちゃんが預かってくれとるでいい」

りょう「いやいや、よくないよくない！今日どこで寝るつもり？」

としみつ「だからりょうに電話したんやん、泊めてって」

りょう「あ、そういう電話？」

としみつ「うん」

目が半開きで、まだ半分夢の中って感じの顔が、可愛らしい。

りょう「いや～今日はなあ」

としみつ「んあ、お前、女か」

りょう「うーん」

濁すりょうくん。

りょうくんに彼女？！と混乱する私の脳内。

もう、色々とパニックです。