カントゥーヤ。 ページ29
としみつ「カントゥーヤ！」
てつや「カントゥーヤ！！！」
虫眼鏡「カントゥーヤ！！！」
A「え、全然意味わからんから。」
なんでこんなことになったのか私には全くわからん。
としみつに合コンのチャンスを妨げられて、
2人で合コンするとか言い出して、
結局打ち合わせ終わりに向かった店にはてつ虫もおって。
A「…これなんの集まり？」
虫眼鏡「え、東海オンエア？」
A「いや、そうだけど」
てつや「いいやん！たまの東京、楽しもうぜ」
A「結構来とるけどね東京」
としみつ「2人きりじゃ緊張するんで2人呼びました〜」
A「何それ」
虫眼鏡「としみつ今更緊張することあんの？Aに対して」
虫さんがひょこっとテーブルに身を乗り出す。
可愛い。
としみつ「えー？そりゃするでしょ」
虫眼鏡「へ〜。」
てつや「カルパッチョ食いたいな…」
A「あ、私生春巻き食べたいかも」
虫眼鏡「アヒージョとかどう？」
としみつ「いいねえ〜！」
どんどんご飯もお酒も進み、気付けばいつも通り。
岡崎と何ら変わらない。
合コンより、絶対こっちの方が楽しい。
私は心の中でそんなことを思った。
何だかんだ、東海オンエア大好き人間だな、私は。
てつや「A髪の毛伸びたよね」
A「あー、最近美容院サボっとるわ」
てつや「切るの？」
A「うん。切るよ？」
虫眼鏡「えー僕そのくらいの方が好き」
てつや「俺も思った。」
としみつ「俺は〜ん〜もうちょっと長くてもいいかな」
A「いや、知らんし。聞いとらんし。切るし。」
てつや「素直じゃないよなあAは」
虫眼鏡「そうだよ！可愛げがないぞ！」
A「うるさいなあ」
虫眼鏡「僕さ、Aに友達紹介したんだけどさ、男のね」
としみつ「はあ！？何だそれ！聞いとらん！」
虫眼鏡「まあ落ち着いてとしみつ。やり取りは3日で終わったから」
てつや「3日！？」
A「だって〜…なんか無理だったんだもん」
てつや「何が？」
A「何か…ザ！男女！みたいなのが無理っていうか…気遣うし…」
東海オンエアに慣れすぎて、
普通の男の人とは合わなかった。
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作者名：するめ長官 | 作成日時：2019年8月9日 18時
