ナナブンノイチ【東海オンエア】 (ページ14)

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テキーラ・ナイト。ページ14

「Aさんとみのさんですよね？！」

あーやっぱこうなるよね。

変装無しで東京の街を歩く私達は、少し目立つみたい。

A「はい」

みの「そだよ～」

「わあ～いっつも見てます！写真とかいいですか？！」

みの「うん。いいよ」

「やったあ！」

大学生かな。

東京らしい、お洒落な女の子。

なんか、今どきって感じ。

3人で写真を撮って、その子は目をキラキラ輝かせて。

「お2人ってもしかして…」

A「え？」

「いやその、どういう関係なのかなーって」

視聴者さんって、何でこんなにもやたらくっつけたがるんだろう。

男の中に1人女っていう環境だから、本当嫌になる。

みの「さあね？どうだろう？想像に任せるよ」

A「ちょっと、みの！」

みのがふざけて答えを濁すから、女の子はキャーキャー言っちゃって。

こんなのカレカノ説決定だよ。

やっとホテルに戻って一息ついた。

みのは、なんというか、本当読めんやつ。

だけどやっぱり紳士で、憎めん男。

そんなことをぼんやり考えながら、お酒の回った頭がぐるぐるする。

ピンポーン

あと少しで寝そうだったのに、夢見心地な私の脳内にいきなり現実が再生される。

ホテルの部屋のインターホンが静かな室内に鳴り響く。

A「…何なの」

てつや「飲むぞ、A」

りょう「も～可哀想すぎ。」

としみつ「俺らは止めたよ？止めたけどてつやが」

てつや「はあ～？お前らも乗り気だった！絶対！！」

そんな小競り合いをしながらドスドスと遠慮なく部屋に上がり込むてつとしりょう。

A「一応女の子が宿泊中なんですが」

てつや「部屋番聞いといてよかった～」

A「誰だよリークしたの」

りょう「亀ちゃん。」

A「あいつ許さん」

としみつ「まーまーまーまー、落ち着いて落ち着いて」

てつや「飲もうぜ、」

片手にキンッキンのテキーラのボトル、もう片手にショットグラス。

最悪な予感。