my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ34)

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134. 誘いページ34

「さてと、これからどうするんだっけ」

「映画見る予定だったけど…」

「じゃあ、通りに出てタクシー拾って…」

「うん、でも…」

「ん？」

「あの…その…」

「…何？」

言い澱む私を、不思議そうに覗き込んでくるキュヒョン

その距離がさらに私をまごつかせたけど、小さめの声で提案してみる

「ホテル…行かない？」

「………………え？」

急に耳が遠くなるキュヒョン

いや、そうじゃなく、目を丸くして私を見返している

「もし、さっきみたいに誰かに気づかれたらと思うと怖くて…映画館だと、逃げられないし」

「まぁ、そうだけど…」

「ホテルのチェックインの時間が早められるなら、お部屋で過ごした方がいいかなって」

話の内容は筋が通っているけど、結局のところ、“ホテルに誘っている”わけで

キュヒョンはちょっと困ったように微笑んだ

「…でも、Aはそれでいいの？せっかく色々出かける予定だったのに」

「いいの、大丈夫…キュヒョンと一緒なら、どこでも」

もしかして今、女の私からすごく大胆なこと言ってる？

キュヒョンにはいつもドキドキさせられっぱなしだから、私のことも少しは意識して欲しいー
そんな気持ちも支えになって、思い切って言ってみた

そのくせ、耳が徐々に熱くなっていくのを感じる

「…分かった、マネージャーに聞いてもらうから、ちょっと待って」

キュヒョンはきっと、そんな照れまくっている私の心情なんて全然気がついてない

優しくそう言うと、電話をかけてくれた