my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ1)

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101. 旧正月の予定ページ1

新年も変わらず、私はカフェへ出勤していた

キュヒョンとのことをハヌルに伝えるべきなのか迷いながら、臆病な私はいつもと同じ自分を装って過ごしていた

相変わらずハヌルは優しくて、カフェの控え室では、私がクリスマスにプレゼントした充電器が飾られている

それを見るたび、私は心の奥に小さな棘が刺さっているのを感じていた

「Aはどうするの？旧正月」

「…旧正月？」

「ああ…初めてだよね、もうすぐ韓国の連休なんだよ」

韓国では１月下旬にお正月がある

仕事やお店は休みにして、家族と過ごすのが一般的だそうで

「そっかぁ…じゃあ、私も日本に帰ろうかな」

そんなふうに何気なく呟いたあと、ハヌルはその綺麗な二重を細めた

彼は、私が日本で何か辛いことがあって、韓国へ来ていることを感づいている

それがどんなことなのかは分からないだろうけど、それでも私が日本へ帰ると聞いて、どことなく嬉しそうに見えた

韓国へ来て早10ヶ月が過ぎ、両親からたまには帰って来なさいと何度か連絡がきていた

日本と韓国は近いんだから、って

両親は、私がタケルの死をきっかけに塞ぎ込んでいるのを知っているし、それで渡韓したのも気づいているはず

だから、帰りづらかったけど…

でも、今は違う

こうして冷静に考えられるくらい、私の心は落ち着いている