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＊＊＊
「…、たま、どういうつもり？」
二人で俺の部屋へと帰ると、車でずっと無言を貫いていた玉森が口を開いた。
「どういうつもりって？」
「みんなに！何で付き合ってるなんて言うんだよ」
「いーじゃん。メンバーなんだから。何、まずいことあるの？」
「だって！付き合ってねーじゃん。嘘ついたことになるんだぞ？キスまでして！」
「だったら…本当にすればいいじゃん。いつまで、待たせるの？」
「それは…」
ーブー、ブー
机の上に置いてあったスマホが震え出す。声以外音のない室内には充分なぐらいテーブルとの振動が響く。それは、俺のスマホで。
二人から見える位置に置いてある。
ディスプレイに表示されるのは、藤ヶ谷 太輔という文字。
無意識にスマホをとろうとする。
しかしそれを阻む玉森。
それは少し玉森の方が早く、携帯電話は俺の手に渡ることはなかった。
玉森はそのスマホを近くのソファーに置いた。
「返せよ」
藤ヶ谷の文字が見えていた俺はその電話をどうしても取りたかった。
「ミツの浮気相手、ガヤでしょ」
「･･･浮気相手じゃない。本気で」
この時はもう、いろいろな感情に負け冷静を保つことが出来なかった。だから何で玉森が太輔だと知っているのかなど、疑問に思う余裕もなかった。いっぱいいっぱいで
「本気で…藤ヶ谷が好き。本気で･･･本気だから。大切で....」
抑えていた感情が溢れ出す。
何を自分で言っているのかも理解ができない状態
「…来て｣
そんな涙の訴えを無視し、玉森は俺の腕を掴み歩き出す。
向かう先は寝室で。
俺をそのままベッドに押し倒した。
目の前には玉森の顔。
近づいてきて押さえ付けられる。
抵抗しても、ビクともしない。
下からの力より上からの力のが負荷がついて強くなる。
玉森は嫌だ、嫌だと抵抗する俺を押さえつけ、服を脱がしていく。
「ミツは俺のもんなんだから...」
玉森の瞳は光を失ったように呪文のようにそう呟き唇を首筋に寄せ吸い付いてくる。
「た、い･･･」
その間も俺は抵抗と共に無意識に名前を呼んでいた。
玉森をそうさせてしまっているのは俺なのに。
玉森が怖くて。
逃げ出せなかった。
「・・・ゆうた、こんなことさせてごめんな」
でも、次の瞬間に玉森の涙が俺の頬に落ちた
そんな玉森を見て
自分の罪深さを知る。
裕太といて充分幸せだったのに。
なんで、こうなってしまったんだろう。
「裕太の好きにして」
ごめんな
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もも(プロフ) - スケベ面さん» スケベ面さん はじめまして！お話読んでくださりありがとうございます！中編が見えないのですね<(_ _)>すみません、フラグを立てていますので年齢の関係かと思われます。大変大変申し訳ございません(＞＜) (2018年7月11日 6時) (
レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
スケベ面(プロフ) - 前編を読ませていただきましたっ切なくて続きが見たいのですが作者様の全作品を見させていただいたのですが前編後編しかありません(><) (2018年7月10日 8時) (レス) id: 909d98024f (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ふじみつさん» ふじみつさん 終わってしまいました(´･･`)本当にご覧頂きありがとうございます！ハラハラさせてすみません<(_ _)>疲れますよね！笑 こちらこそ幸せを感じて頂けて光栄です。本当にありがとうございました！ (2018年6月3日 1時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - あ〜〜終わってしまいました。ずっと切なくてハラハラして。。藤北玉の3人の純情が苦しくて幸せを祈りながら読んでおりました。2人が幸せになれて本当に良かったです！こちらまで幸せになれました。ありがとうございました。次のお話しも楽しみにしております！ (2018年6月2日 23時) (レス) id: c46653f4f4 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ぶぃ〜さん» ぶぃ〜さん 久しぶりにリアルな二人をご覧頂いたんですね！恐縮です。ありがとうございます！お話に入り込んで頂けたなんて嬉しいです(/ω＼)本当にこちらこそありがとうございました！ (2018年6月2日 20時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2018年5月27日 14時
