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玉森が…？
はじめて聞く事実に北山の背中に汗が伝った。
だって、もう俺のことなんて、嫌いなはず。
“お前なんかメンバーでもなんでもない”
「二階堂、それはないよ…」
「なくなんかない！本当にソイツのとこいくの？ずっと一緒にいた人を捨てて？その人が苦しんでるのに？戻って、ってこんなに親友が頼んでるのに…？親友よりもソイツをとるの？」
「･･････…」
「お願い。ミツ、元に戻ろうよ、元のグループに」
元のグループ・・・・
それは大切な居場所。
『タマ、見てよ。二階堂また変な食べ方してる』
『そっとしてあげよう、ミツ。それが優しさだ』
『むっきー!普通に聞こえてますけど!めちゃくちゃ普通な食べ方じゃん!ね？わったー！』
『あ？おう』
『ほら!』
『横尾さんは聞いてないだけでしょ!今絶対に適当だったでしょ！な？藤ヶ谷そう思うだろ？』
『はは、そうだな。北山の言う通り』
北山…
元のグループには戻りたい…
だけど藤ヶ谷に、北山とだけ呼ばれるのはもうやだ。
藤ヶ谷に悲しい顔をさせるのはもう絶対に嫌だ。
「元のグループには戻りたい。でもそれは皆で笑いあいたいって意味で。イコールタマと戻りたいって意味じゃない」
「……なにそれ。ミツがそこまで強情だと思わなかった。そんなミツ大っ嫌い。そんなのミツじゃない!俺玉森がどうなっても…しらないからな！」
「二階堂…」
「もういい、帰る」
二階堂はそう言うと、北山を睨み付け部屋を後にした。北山は追い掛けることなんて出来るはずもなくその背中をずっと見つめることしか出来なかった。
もう元には戻れない。
北山は涙と疲れがどっと襲いそのままソファーに倒れこむようにして眠りについてしまった。
そして、日射しで自然と目が覚めた。一瞬ここがどこか分からなくなり、記憶が覚醒したのと同時に藤ヶ谷の顔が浮かぶ。
「･･･太輔」
起き上がると、思いがけない光景があった。視界に愛しい人が広がって。その人は北山の右手を握りしめ、ソファーにもたれかかりスヤスヤと眠っていた。…私服のままで。
「なんで…」
その光景に、嬉しくてそして何ともいえない感情…安心と言えばいいのか沸き上がって、頬に涙が伝った。昨日の涙とは違うそれはとても温かい気持ちにさせてくれるものだった。
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もも(プロフ) - スケベ面さん» スケベ面さん はじめまして！お話読んでくださりありがとうございます！中編が見えないのですね<(_ _)>すみません、フラグを立てていますので年齢の関係かと思われます。大変大変申し訳ございません(＞＜) (2018年7月11日 6時) (
レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
スケベ面(プロフ) - 前編を読ませていただきましたっ切なくて続きが見たいのですが作者様の全作品を見させていただいたのですが前編後編しかありません(><) (2018年7月10日 8時) (レス) id: 909d98024f (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ふじみつさん» ふじみつさん 終わってしまいました(´･･`)本当にご覧頂きありがとうございます！ハラハラさせてすみません<(_ _)>疲れますよね！笑 こちらこそ幸せを感じて頂けて光栄です。本当にありがとうございました！ (2018年6月3日 1時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - あ〜〜終わってしまいました。ずっと切なくてハラハラして。。藤北玉の3人の純情が苦しくて幸せを祈りながら読んでおりました。2人が幸せになれて本当に良かったです！こちらまで幸せになれました。ありがとうございました。次のお話しも楽しみにしております！ (2018年6月2日 23時) (レス) id: c46653f4f4 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ぶぃ〜さん» ぶぃ〜さん 久しぶりにリアルな二人をご覧頂いたんですね！恐縮です。ありがとうございます！お話に入り込んで頂けたなんて嬉しいです(/ω＼)本当にこちらこそありがとうございました！ (2018年6月2日 20時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2018年5月27日 14時
