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｢ぎゃああああ！！Aさん！！まだ出歩いては行けません！！｣
｢ってどこ登ってんですかあああ！！｣
手術から二週間後。
攘夷志士の拠点には、いつもの騒がしさが戻っていた。
A｢おはようさん〜！！今日はええ天気やな！！｣
｢そうですね、って早く降りてください！！危ないです！！｣
A｢ぶっ、あははっ！！そんな顔しとったらしわよってまうで？｣
部下全員を心配の渦に巻き込んだ張本人はすっかり元気な姿を取り戻し、今日も拠点近くの木に登っていた。
そんな木の下で、彼女が落ちたらと顔を青ざめなんとか降りてこさせようとするのは彼女の部隊、榊隊の部下たちである。
A｢いや、大丈夫やって！.....うわ！！｣
｢ぎゃああ！！足元見てください！！お願いですから！！｣
A｢あははははっ！！あんたらほんまおもろいわ〜！｣
｢私たちは微塵も面白くありません！！！｣
手術後、約一週間の寝たきり生活。
一人での行動ができるようになったのもごく最近。
まぁ温存されまくった体力というものが今の彼女の行動を指しているのだ。
河内｢Aさんいますか！？また部屋から抜け出してって、ぎゃあああああ！！！！｣
その場はもはやカオス状態。
居なくなったAを探しに来た河内は、ニコニコとした顔で木に登っている彼女を確認したと同時に頭を抱えてしゃがみこんだ。
全員、彼女が今まで通り元気に動いてくれているのは何よりも嬉しい。そう、嬉しいのだ。
だが、もう二度と彼女の苦しそうな姿や声は見たくないし、聞きたくない。
河内｢勘弁してくださいっっ！！！もう看病生活は懲り懲りです！！！｣
A｢お、河内〜！おはようさん〜！｣
河内｢あんたほんっとマイペースですね！！！！｣
彼女は笑っていてくれたらいいんだ
A｢へへ、みんなのおかげでこんなに動けるようになった！！ありがとう！！｣
素直で、お人好し。
そんな彼女を、銀時さん達だけじゃなく、
密かに立てた榊隊の部下しか知らない決め事。
河内｢降りてこないんだったら知りません、もう怪我しても看病しませんからね｣
A｢えっ？ちょ、河内〜！え、みんなまって！｣
河内｢まったく.....手、貸します｣
A｢へへ、ありがとう｣
銀時さん達がAさんを甘やかす理由が分かるかもしれない。
そう河内は思ったのだった。
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
