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Noside
――二日後
『医者がもう少しで到着する！準備急げ！』
その日、攘夷志士の本拠地は忙しかった。
坂本のお陰で一日早くなった医者の到着に合わせ、Aの手術による準備が行われたのだ。
坂本｢A〜よく頑張った、待たせてすまんの｣
A｢ん...ありがと、｣
坂本｢はははっ、大したことないぜよ！全く甘えたじゃな〜！｣
Aの寝ている部屋では、攘夷四天王、彼らの部下である黒子野、Aの部下である河内五作のみが入ることを許可された。
頬を撫でた坂本の手に、スリスリと顔を寄せたAに坂本はデレデレである。
桂｢A、痛むかもしれんが我慢できるか...？｣
銀時｢阿呆、こんなの嘘ついときゃいいんだよ、安心しろ蚊に刺される程度だ｣
高杉｢クソだな｣
銀時｢はァっ？！｣
麻酔などない時代、彼女の体力勝負と言ってもいい戦いがこれからあるのだ。
ここ数日間、なんとか耐えしのいできたがもはや体力は限界に近い彼女が耐えれるのか、黒子野と河内は準備を進めながら思っていた。
A｢やっぱいたい、よな...｣
頑張るわぁ、と笑ったAだが、カタカタと体が震えているのを六人は分かっていた。
銀時｢....手、いるか？｣
A｢...え、｣
ぶっきらぼうに差し出された銀時の手。
手と顔を交互に見上げるAに、銀時は少し顔を赤くしさらに前に手を出した。
銀時｢手！！いるのか！！いらねェのか！！｣
A｢っ...え、あ...｣
銀時｢握っとくのかって聞いてんだよ！！｣
不器用すぎだろ...とその場にいた全員が思ったであろう。
だがそんな銀時の不器用な行動にも、Aはふにゃりと笑い、ソッと差し出された手を握った。
A｢銀ちゃんの手、ひぎちぎってもうたらごめんな〜｣
へへ、と笑う彼女に銀時は｢ゴリラかよ｣とそっぽ向きながら答えた。
河内｢銀時さん、ああ見えて本当にAさんの事思ってますよね｣
黒子野｢はい、五人の中でも特に、銀時さんとAさんは長い付き合いだと聞いたことがあります｣
河内｢そうなんですね、｣
黒子野｢はい、でもよかった、一日でも早く医者が到着できて｣
河内｢本当ですね、｣
部屋の片隅で、黒子野と河内はもう一度二人を微笑ましい顔で見た。
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
