９９ エピローグ ページ42
樹side
俺は、あの通学路を１人で歩いていた。
仲間とともに歩いていた、あの通学路。
もう、そんな青春の日々は、すでに掴めないところへと行ってしまった。
あのころと違い、制服ではなく私服姿の俺は、この道を歩いていた。
５年前。
長尾Aと神峰愛奈。
その二人の少女が巻き起こした事件を、俺たちはいつまでも忘れることなどできなかった。
あの屋上の出来事の翌日。
長尾、康二、西畑、高橋、大西、藤原、大橋の７名が、学校を辞めた。
突然だったから、何も話すことなく学校を去った。
繋がりがあるはずの高地ときょもも、何も知らないと言っていた。
そしてその１週間後、ふたりも続くように学校を辞めた。
ふたりとも、連絡先を変えているようで、連絡が取れず、卒業まで連絡を取ることはなかった。
愛奈は、あれからいつも通りに生活をしていた。
ただ、俺たちと愛奈の仲は最悪だった。
話すこともなく、まわりの生徒からは不思議がられた。
そんな中、とある新聞が学校掲示板に掲示された。
それは、愛奈が今までしてきたことを、まとめられたものだった。
それはあっという間に広まり、愛奈の周りには誰も居なくなった。
ただ、不思議が一つ。
俺たちのことは何も書かれていなかったのだ。
あの新聞を書いた人物は、今でも謎のままだ。
愛奈は、卒業まで大人しくしていた。
そして、先週。
俺たちのもとに１通の手紙が届いた。
『――久しぶりに、皆で集まりましょう』
差出人不明のその手紙。
俺は、行かなかったらダメなような気がして、行くことにした。
北斗「おう、樹」
樹「…久し振り、北斗。」
校門前で、北斗に会った。
北斗「お前にも届いた？」
樹「おう。」
蓮「…北斗くん、樹くん。」
樹「おう、目黒。」
北斗「お前にも来た？」
蓮「はい。」
学校は今春休み。
誰もいない静かな校舎を黙って見上げた
屋上に向かうと、そこには退学したメンツ以外のスノストが既に集まっていた
辰哉「久し振り、３人共」
樹「師匠も」
ラウール「…懐かしい」
涼太「…誰がここに呼び出したんだろ」
舘さんが呟く。
…すると、
大我「…皆」
大介「っ！？きょも！？」
ふいに扉が開き、きょもが出てきた。
あのころと変わって、金髪になっている。
大我「久し振りだね。皆」
ジェシー「…大我が手紙を？」
ジェシーの問いに、きょもは首を振った
大我「俺じゃないよ、差出人は…」
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nori(プロフ) - もうなんか最高すぎて深夜にめっちゃ呼んじゃいました笑素晴らしい作品をありがとうございます♡最近ジャニオタになってこんな良い作品に出会えると思ってなかったのですごく嬉しいです！ (8月30日 1時) (
レス) @page46 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらーさん» ありがとうございます！！これからもすのうを、なにとぞよろしくお願いします！！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
にふらー(プロフ) - 最後にラウチャァァァァァアアアアアン？！ってなりました(笑)作者様の作品大好きなので！新作も頑張って下さい！ (2022年10月1日 18時) (レス) id: 6304bb2060 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - すのうHIINAさん» よろしくお願いしますっ！！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 檸檬の妹さん» ありがとうございます！！これからも、よろしくお願いします！！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年7月3日 11時
