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大我side
これ以上、皆の会話を聞くのが辛くなった。
愛奈のことは好きだった。
自分の命に代えてでも、守りたいくらい。
でも、俺は確信した。
本当に悪いのは長尾じゃない。
だって俺は…聞いてしまったから。
先週のこと。
屋上で眠ろうとした時、誰かの話し声が聞こえた。
大吾「…長尾とみっちーも戻ってきたしあとは愛奈をどうするかやな。」
恭平「…ホンマにバカやんなぁ…スノストも。」
丈一郎「愛奈に騙されてるって、なんで気づかへんの…？」
愛奈に、騙されてる？
俺ははじめ、ただの西畑たちの負け惜しみみたいなものだと思っていたけど、あの顔の深刻さや言葉の重みを受けて嘘じゃないと思った。
…俺は最近、愛奈といるのがめんどくさくなった。
簡単に言えば、飽きと不信感。
俺の直感が、なんとなくそう思わせたのだ。
愛奈から向けられる視線。
他の子とは違う…そう思ってた。
でも…本当にそう？
だったら俺は、愛奈のことが好きなんじゃなくて、愛奈から向けられる視線に期待してただけ。
好きでもなんでもないただの期待。
それに俺は勘違いして、愛奈に酔いしれて１人踊り狂ってただけ。
いや…１人じゃない。
高地以外のスノスト全員が愛奈の思うように踊らされてたわけだ。
高地は…いつからわかっていたんだろう。
まったく気づかなかった。
樹「いい加減自分の態度を改めろよ！」
蓮「最低だよ、お前」
スノストから発せられる言葉を聞いて、高地は何を思っていたんだろう。
大我「被害者ぶんじゃねぇよ！」
俺だって。俺だって長尾を罵ったうちの１人だ。
別に愛奈が俺たちを思い通りに動かしていたなんて確信はない。
けど…一度疑えば、俺はもう愛奈とスノストを信じられなくなってきた。
あの太陽のような笑顔が、偽りの闇だったなんて。
「あんたたちに、その牙が見つけられるかね」
長尾はあの時…助けてほしかったんじゃないか。
あの余裕そうな笑顔の裏に、とてつもない苦痛を抱えていたんじゃないか。
だったら俺は…
カッコ悪く、愛奈の手下になんてなれない。
もし本当に長尾がただいじめてるだけなのなら…長尾にやめさせるだけ。
もし愛奈が悪いのなら…俺は正しい方に味方する。
だから、まずは正しい方を見極めなきゃいけない。
俺はスマホの画面を見つめ、意を決して電話をかけた。
大我「…もしもし…西畑？」
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nori(プロフ) - もうなんか最高すぎて深夜にめっちゃ呼んじゃいました笑素晴らしい作品をありがとうございます♡最近ジャニオタになってこんな良い作品に出会えると思ってなかったのですごく嬉しいです！ (8月30日 1時) (
レス) @page46 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらーさん» ありがとうございます！！これからもすのうを、なにとぞよろしくお願いします！！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
にふらー(プロフ) - 最後にラウチャァァァァァアアアアアン？！ってなりました(笑)作者様の作品大好きなので！新作も頑張って下さい！ (2022年10月1日 18時) (レス) id: 6304bb2060 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - すのうHIINAさん» よろしくお願いしますっ！！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 檸檬の妹さん» ありがとうございます！！これからも、よろしくお願いします！！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年7月3日 11時
